インフルエンサーを信用できない理由
こんにちは。佐藤友子です。最近は新しいメールマガジンのシナリオを書いているのですが、本質的で長い間役に立つものにしたくて、色々と調べています。「最近のマーケティングのココどうなの?」なポイントにも着目してみました。
(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日はインフルエンサーについてです)
インフルエンサーは信用ならない?
という記事を見つけました。なぜ私たちはインフルエンサーを信用できないのか?
この記事の主張には、もっともだなぁということも、違うなぁということもあります。例えば、いわゆるステマ(ステルスマーケティング)と言われるような、「企業からお金をもらって嘘の口コミをする」ことに対して、なんか信用ならないなーって感じている人は多いのではないでしょうか。ステマが公になってメディアにあまり出なくなった(つまり企業に採用されなくなった)芸能人もいたりしますよね。
インフルエンサーって本来は、「自分の影響力を使って、フォロワーになんらかの影響を与える行動をする人」のことを指します。例えばカリスマモデルがInstagramで着ていた洋服がバカ売れしたり、読書家の人がすすめる本が売れたりするのは、「特定のジャンルの信用できる専門家」という立ち位置だからですよね。
また、高須克弥さんのように発言力のある人が何か発言すると、それがネットニュースになったり物議を醸したりして、社会現象になったりすることがあります。これもインフルエンス(影響力)ですよね。
こういうのを利害でやっててもよいのですが、それが「利害>フォロワーの利益」にあからさまになったときに、私たちは「裏切られた!」って感じます。なぜなら、インフルエンサーはある特定の「信用」を得て、それによってインフルエンサーと認識されているからです。つまり、フォロワーの信用や信頼がなくなると、インフルエンサーではなくなるのです。
「これいいよ!」は誰のため?
SNSなどで、おすすめ情報!と色々とシェアをしている人がいます。これも一種の「インフルエンス」です。個人でも影響力を持てる時代ですし、メディア(発信する媒体)を持てる時代です。
自由で、とてもよいことだなぁと私は感じています。ですが一方で、そもそも影響力を持たない人が、インフルエンサーのようなことをしていて、嫌われるケースがあります。
例えば、SNSなどで「〇〇さんの商品は本当におすすめ!」と定型文のような投稿をしている人とか。実際に本当に良いと思ったのなら良いですが、単に頼まれたからとか、紹介すれば報酬が入るからとか、コミュニティ内で勧め合う協定になっているところとかもあるようです。これ、誰得なんですかね?笑
つまり、ステマになってるんですよ。それで、ステマとわかったときには、冒頭に例にあげた芸能人の例のように、一気にマイナスになってしまうんです。
勘違いしないで欲しいのは、影響力とは、フォロワーの数のことだけではありません。そうではなくて、自分が伝えたことに、どれだけ信憑性と説得力があるのか?ということです。フォロワー数が少なくても、影響力が大きい人はいますよね。
ステマをしまくる人の未来
ときどき、コミュニティ内での紹介を半強制的にすすめるコンサルタントがいたりしますが、相手(クライアント)のこともそのフォロワー(エンドユーザー)のことも、何も考えていないんだなと腹が立つことがあります。なぜなら、長期的に考えて、マイナスブランディングになるからです。
「あの人、節操なくいろんなものを紹介してるよねー」と言われてしまい、結局「その界隈」っぽいところからしか支持を得られません。短期的には効果があるかもしれませんが、長い目で見てフォロワーが減るということですね。そのあとにいったい何が残るのでしょうか。テクニックで得たものは、自然と培った信頼や信用には遠く及びません。
もっと長期的に、そして未来を考えて戦略を練らないと、すぐに潰れてしまうのです。マーケティングはどんどん洗練されてきていますし、人々だってだまされにくくなっています。(そもそも人を騙してやろうというセコイ魂胆が気に食わない。笑)ステマなんかじゃ生き残れないですよ。
と、、もう一つインフルエンサーについて言いたいことがあったのですが、長くなったので続きは、今執筆中の新しいメールマガジンで書くとします。公式メールマガジンの方で、一番先におしらせしますので、よろしかったら下記からご登録ください。
私は、「真面目だけど不器用な人」がマーケティングを身につけたら最強!って思っていて、自社講座などではそう言った視点でテクニックを伝えています。きっとそういう方には、すごく役に立つ内容だと思います。
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