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2020.03.09

「本質」はキレイゴトである

こんにちは。佐藤友子です。日々メールマガジンの登録をいただくのですが、その際に「本質的なことが書かれていて、もっと知りたくなりました!」というようなメッセージが多いです。「本質」ってよくきく言葉ですが、活用するという視点で考えてみましょう!

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(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日は本質についてです)

 

ほとんどの「本質」は「キレイゴト」をさしている

忙しいあなたのために、だいぶショートカットで結論を伝えますと、「本質」とは「本来の性質」のことです。「本能」みたいなかんじ

※活用法は後述しています。

 

例えば、「植物の性質とは?」という問題が出たら、

動物と並ぶ、生物の二大区分の一つ。多く一か所に固定し、空気や水から養分をとって生きてゆくもの。草木・藻・菌類など。

−wikipediaより引用−

というのが本質ということです。とかく私たちが本質について語るときは、「真実」「真理」という意味づけがなされがち。つまり、私たちが「こうあるべき!」という理想論が詰め込まれていることが多いのです。だから「キレイゴト」になりがちってことです。

 

たとえば、「性善説」は、「人間の本性は善である。」という主張です。「ボランティアとか、災害時に助け合いとかするでしょ?」ってなる。逆に「性悪説」の立場からすると、「いやいや、人間の本性は悪である。」という主張で「だったらどうして戦争とか起こるんですか?パニックになったら自分の利益だけを考えるでしょ?」みたいになる。

 

これは「本質」という視点で考えてみると、両方あっているんですよ。

 

人間の本質がわかると、ビジネスがうまくいく

「キレイゴト」から抜け出せない人は、人間のリアルな本質を見ると、目をそむけたくなります。ある人は自分に汚い部分があるのが許せないし、ある人は理想を追い求めることが良いと信じているし、ある人は誰にでも当てはまる最適な状態があると信じている。

 

つまり、盲目的に「本質=よいこと」だという前提があるので、ものごとをフィルターつきでみてしまうんですよ。本質とは、単に「欠かせない特徴」のことを指しているのに、勝手によいポジティブな意味づけをするので、「キレイゴト」になる。しかし世の中はキレイゴトだけで動いていないというのが真実です。

 

性善説・性悪説の話に戻ると、私は人間の本質とは、「場合によりけりで悪にも善にもなる」ということだと思います。ですから、そういう人間の気持ちを理解できるようになると、ビジネスもうまく行きやすいのです。なぜなら、購買心理などが手に取るようにわかるからです。

 

本質をとらえて、世の中をよい方向へ

ここで↑がキレイゴトみたいな感じになってますが(笑)、私が病院に勤めていたときに、さまざまな患者さんと出会いました。病気になると切羽詰まったり、辛い治療のストレスで人が変わったようになる方も。ですから、状況によりけりで、人の行動って変わると思うんですよ。「あんなに穏やかな性格の人なのにねぇ」と言われたり。そりゃ本人だって、好きでキャラ変してるわけじゃないでしょうって。

 

ですから、そういうメカニズムみたいなのを知って、自分(自社)ができることをしていけば、誰かの役に立ったり、誰かを助けてあげれることにつながりませんか?

 

本質つながりでいうと、自分だけが得をするのではなく、誰かとわかちあったり、誰かの知恵が入ることでさらによいものになり、ひとりでは見れなかった世界が見れるというのも、また本質なのです。

 

10の魅力を100に盛る美肌アプリは詐欺であって、本質は10ということ。それがわかると、マーケティングも誠実なものになりますよ。

 

逆に言えば、「本当のものの見方」がわからなければ、今後の長い人生を何かに振り回されて、盛られた詐欺が真実だと信じ込まされて、「なんか違う…」という違和感を胸にかかえたま、一生を終えるというわけです。

 

ビジネスはもとより、私はあなたにそうなって欲しくなくて、講座の運営などをしています。

 

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