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2020.03.24

【経営の公式】利益を上げる方法

こんばんは。佐藤友子です。このブログの記事では、「開業届けを出すタイミング」という記事がよく検索されているのですが、それに関連した内容を、今日は書いてみようと思います。

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(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日は利益を出す方法についてです)

 

開業届けを考えたら…

私は個人事業主→株式会社と、いわゆる「法人成り」のプロセスをたどっています。私も「開業届っていつ出したらいいの?」と、最初はよくわからず困った記憶があります。そこで事業の先輩にきいて、開業届を出す最適なタイミングとか、確定申告の青色・白色の特徴、さらに法人化のタイミングなどについては検討しました。わからないことは先輩に聞くのが一番です。

 

そこでわかったことは、開業届はあくまで納税上の区分を明らかにするために必要なものであって、事業を存続させるためには、私たち事業主・経営者は「利益をあげる」ということを常に考えなくてはいけない。ということです。

 

そりゃそうでしょ!って思うかもしれませんが、意外と盲点になるものでして、「届出や申告を”どのようにしたら”最適か?」みたいな視点で考えてしまうんですよね。つまり、法的に違反にならないのかとか(初めてだと不安)、申告で損してないかとか。そういうことばかりが気になるんですよ。

 

とはいえ、開業届の出し方で法に問われるケースはほとんどないですし、書類の不備などがあれば、そもそも受理されないので指摘してもらえます。万が一、知らずに申告漏れなどがあった場合も、通知が来て払うことも可能です(それがないようにするのがベストですが)。故意でなければ、前科がつくこともありません。(笑)

 

ですので、開業届や登記をするときに「節税!」とか「少しでもお得に!」と息巻く人がいたりしますが、本質はそこじゃないですよね。あくまでそこは「微調整」の部分であって、本筋は「利益をだすこと!」です。

 

ですから、開業届や登記と同時に、利益をいかに出すか?出し続けるか?を事業としては考えなくてはいけません。それは経営とか、マーケティングの役割ですよね。

経営やマーケティングを知らずに起業する愚かもの

そういう「ちょっと得しよう!」根性がある人にかぎって、経営やマーケティングをしっかりやることではなく、「知ってて得する豆知識」みたいなものになびきがちです。「こういう制度があるんだって!」「使わないと損だよね!」「知らないって損だよね!」あ…はい、確かにそうでしょう。

 

けれど、豆知識では根本は解決しません。事業上で利益を出すことは、人体に例えると「健康な肉体」と同じ。つまり、基礎体力なんですよ。あって当たり前ということ。体力がないのに「納豆を食べると免疫力が上がる」「添加物は体に悪い」とか言い出すのと同じですよ。いやいやいや、まずは生活習慣から見直せ!というわけです。

 

そして、利益をつくるのは経営やマーケティングです。小技や裏ワザじゃないですよ。急がば回れというやつでして、最初に経営の数字や、マーケティングの知識がないと、結局この小技や裏ワザにお金と時間をとられることになります。

 

利益を出す一番の近道とは?

経営の鉄則に「キャッシュフローをよくする」ということがあります。キャッシュフローとは、お金が出入りする流れです。たんに入ってくるお金を消費しているだけではダメでして、事業上は、「出て行くお金を減らし」「入ってくるお金を増やす」というふうにすると良いです。つまり、「入ってくるお金>出ていくお金」になるようにするということです。さらに、お金が「流れている中でプラスにする」というのが重要。

 

こうやって言葉で聞くと、なんだか当たり前のように聞こえますが、実はこのキャッシュフローが悪い会社や人はとても多いです。せっかくなので、すぐできる方法をちょっとだけご紹介しますね。

 

OUTを止める

医療の業界ではin-outバランスを見る。とかいう考え方があるのですが、inは入ってくる水分、outは出ていく水分を意味します。電解質のバランスを見ることは医療では重要なので、このようにin-outは病院に勤務しているときはよくみてました。ですので経営になっても私はすぐに馴染みました。(笑)

 

人体の場合は人によってよきin-outバランスがあるのですが(人体でinが増えすぎると大変なことになる。笑)、経営においてはinを増やし、outを減らす。もっというと、in>outになることが重要です。outは単に減らすのではなくて、ときには多く出してinを増やすことも大事です。B/S的な考え方ですね。と、あまり話すとややこしくなるので、ここでは出費を減らすことだけに絞って話します。

 

まず、不要に出ていくお金を止めること、出費を遅らせることができればやってください。そのためには、毎月出て行っているお金と、入ってくるお金をすべて書き出してみてください。その上で、下記のプロセスに移ってみてください。

出ていくお金を止める

たとえば、不要な出費、特に固定費を減らせないかどうかを考えてみてください。単にカットするだけではなくて、プランを変更するとかもアリです。

 

出費を遅らせる

たとえば、借り入れなどがある人はリスケといって、返済を遅らせる方法があります。借金を極端に嫌う人もいるのですが、「キャッシュフロー」という点で考えると、多少の利息がついても、月々に出ていくお金を少なくするほうが、早くお金が回る場合があります。

 

私も、一度で支払えるけれど、あえて利息を払って支払いをゆっくりにすることはあります。そのほうが、月々事業で使えるお金が増えるからです。そしてそのお金を使って、売上を作ったり、業務改善することで効率がよくなります。お客さんのためにも使えますよね?

 

INを増やす

出ていくお金を減らしたら、入ってくるお金を増やします。これは逆ではダメなんですよ。順序があります。お金がじゃぶじゃぶ出ていったら、いくら売上が増えても、利益は一向に増えないからです。利益の増やし方はいろいろありますが、ひとつだけご紹介しますので、ぜひやってみてください。

 

入金が早い仕事をする

これは経営の先輩から教えてもらった方法なのですが、入金が早い仕事をすることです。あなたの仕事の中で、入金が早い仕事はないでしょうか?すぐ行ける営業先はないでしょうか?もし、そういったものがあればピックアップしてやってみてください。

 

先払いの仕事や、後払いだとしても着手金だけいただくとか、お客さんから過去に好評だった商品をリバイバルして販売するとか。アイデアはここには書ききれませんが、たくさんあります。

 

それでも、よくわからない場合は?

と、キャッシュフローを改善せよ!と言われてもピンとこない方は、そもそもビジネスモデルがうまくできていなかったり、その場限りの一発屋的なビジネスになってしまっている可能性が高いです。まだ「経営やビジネスの全体像」が見えていないと言っても良いでしょう。そういう場合は、口すっぱいようですが、小技や裏ワザをセコくやるのではなく、経営の基礎体力をつける、つまりちゃんと勉強することですね。

 

まぁそんなことを言っている私も、ゼロからやってきましたし、図らずも場当たり的になってしまっていて、とても不安な気持ちだった期間がありますから、人ごとじゃないなと思っています。最初は知識がなくても、ちゃんと学んで実践すればできますよ。ちゃんと学んで実践すれば。ご縁があれば、ぜひ弊社の講座で学んでみてください。(なんか最後宣伝みたくなっちゃいましたが。笑 まぁ万人に合うとも言い切れないので、ピンとくれば。)

 

巷の本では結構難しいですし、創業・起業セミナーなどでは長期的なフォローアップがありません。ゼロからでもできることはできますが、自力でホイホイできるほど甘くはありません。ですので、弊社の講座でなくてももちろん良いのですが、フォローアップがしっかりしていて、学びながら実践できる環境をぜひ探して欲しいなと思います。結局、先輩にききながらやるのが一番の近道ということです。

 

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