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2020.07.08

私は、性格が悪い。

こんにちは。佐藤友子です。誰得エピソードですが…私は性格が悪いです。そして人として欠陥だらけです。事業をしていく上では、品行方正でよい人にならなければ!私はそんなに立派な人間じゃないから無理だ!となげく方がよくいるので、私のエピソードを書いてみます。

 

 

病院の意見箱に投書される

以前、病院で看護師をしていたのですが、私はあまり優しい看護師ではなかったです。「人の心に寄り添って共感する」ということがすごく苦手でして、お叱りを受けること数えきれず…。具体的なエピソードはさすがに引くと思うので書きませんが(笑)、病院の投書箱に投書されたこともあります。「あの看護師(←私)の態度がなってない!」というような内容です。

 

このように、コミュニケーションがうまくできない自分が、以前はすごく嫌でした。「私にはこんなこともできない…」「ここにいる資格がない…」と落ち込んで、性格をなおそうとしていました。

しかし、関係構築が誰ともうまくいかななったわけではありませんでした。私はどうしても相手に率直に伝えたいという欲求が強く、それでうまく関係が築ける患者さんもいました。ウソが下手なんですよ。ですから、素直なコミュニケーションを好む人とは関係がうまく築けました。

 

同僚との関係も、自分のできないところ、苦手なところを打ち明けることでうまくいくようになりました。「佐藤さん、これ苦手だもんね。」と引き受けてもらえる。また、誰かが苦手で私ができる部分があれば、助けてあげればよい。こうして「私の居場所はここにあるんだ」とだんだん思えるようになっていきました。

 

演じるな、伝えよ。

病院の仕事が嫌いだったわけではないのですが、集団行動が嫌いで協調性もない私なので、このように独立する道を選びます。けれども以前は「自分で事業をやるんだから、ちゃんとした人にならないといけない」と思っていました

 

しかしある時、「率直な物言い」が、私の強みであるかもしれない。と気づいたのです。

・あんまり優しくないけど、嘘をつかないので信用できる

・率直によいことと悪いことを言ってくれるのがよい

・寄り添うタイプじゃないけど、やる気を出させてくれる

・自分のためを思って、厳しいフィードバックをくれる

・自分にぴったりな助言をくれる

・時々心を読まれているんじゃないかと思うくらい、話すとすっきりする

 

などなど、これらは実際にいただいたフィードバックです。この一つ一つが私の宝物です。本当にありがたいことです。プライスレスってやつですね。

 

このように他の誰かや完璧な人を演じるのではなく、欠点を隠すことではなくむしろ見せて、自分の人柄や性格を伝えていくことで、フィードバックがもらえるようになってきました。どうせ、他の誰かになろうとしたって、なれっこありません。誰かの強みをコピーしたって、劣化コピーになるだけです。

 

実は認めたくない自分の一面にこそ、顧客に提供できる一番の真価があることに、気づいていないのは自分だけだったりするのです。私は、今では性格の悪い私のことも好きになりました。(もちろんそれではダメな時もありますが。笑)私の性格の悪さこそが、顧客に提供できる価値であると気づいたからです。

 

あなたは、隠してしまいたい自分の一面はないですか?あるのなら、勇気を持って少しずつ出してみてください。そうでなければ、一生誰かの劣化コピーで終わってしまう…かもしれませんね。

 

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