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2017.12.01

4億円の決断が通ったとき

こんばんは。佐藤友子です。経営ってなんか難しいんじゃないかな?って思われてるかも?って思っている方、、そう、私も思ってました!そこには、「お金が動く感覚とその意味」にどれだけ慣れているか?っていうのもあると思います。

 

経営の法則

 

新卒の時に私が勤めていた病院は、病床数でいうと、日本で5本の指に入るくらい、当時としてはすごく大きな病院でした。資金としても、年間兆が動くような、そんな規模です。数百億とか一瞬だったので、自分の会社を持ってみると、なんと途方も無い規模感だな。。って今更なながら思います。

 

懐かしの白衣時代。。なんで私は皿を持っているんだろうw

 

その頃からか、組織が動いて、資金が動いてっていう、なんというか「人・資金・組織がステークホルダーを巻き込み、社会のうねり」をつくっていくような感覚はありました。ああ、〇〇先生、またテレビでたんだなとか、機材を発明して名前つけて流通させてるんだなとか、MRさんって一度パイプがあると、こんな風にお互いいいんだなとか。。笑 まじでリアル白い巨塔だったから、色々と勉強になりました。

 

そこから数年、中規模の病院に移ってきて、いちスタッフの私も、ぐっと経営に近くなります。私は当時、心臓血管外科・循環器内科という、心臓の分野で働いていました。ドクターとの距離感も近く、よく話すことができたんです。副委員長とご飯食べに行ったりもして、ベテランの先生ばかりなのにアットホームでとってもいい病院でした。仲良く?させていただいていた、心臓血管外科医の医長が、こんな話をしてくれました。

 

「佐藤くん、佐藤くん、僕、MRI欲しいんやけど。買ってもらえると思う?」

「えー1台あるじゃないですか。。」

「あれは外来用やろ?緊急で運ばれてきた患者さんが、同じ階からすぐに検査に行けて、しかも造影もできる高性能でカテーテルも(以下略)搬入も含めると、外壁の工事もあるから、4億円くらいするみたいなんやけど、どうやろ?君からも院長に頼んで見てくれんかな?」

「4億!!MRIって高いんですね、、先生が年間80回手術すれば元とれますよっ!笑」

「80件ならそりゃいくけど、君は働かせるな〜!笑」

 

機材っていうのは先行投資で、通常損益分岐点を設けて、例えば4億円で購入したものであれば、まずは4億円は負債になって、それを少しずつ返済していく。というようなイメージです。エステのマシンとか、店舗経営をされる方の内装費とかもそれに当たりますよね。

 

この病院の例でいうと、手術件数は十分に登ってきていて(土地柄もあった)今後の展望も含めると、このMRI1台は病院に利益をもたらしてくれる(っていうと変な表現ですが)ものだったんです。患者さんのためになるからって言っても、回収見込みがないのに4億円のMRIを買っても赤字になるだけです。(ちなみにMRIは15億円とかするものも!高いんです。。涙)ということで、無事導入されてました。

 

違うのは規模の大小ダケ

 

私が今お手伝いさせていただいている、個人起業家の方のビジネスも仕組みとしては同じなんです。「経営」って考えると途端に難しく考えがちだし、売れるための手法って、何かトリッキーなことがあるの?って思いがち。

 

病院経営を見ていて、利益が取れることと、あまりとれないことの違い、利益が取れないけどとっても必要なこと。それらを学ぶことができたので、ほんっとうに病院で働けていたことは、私にとって大きなプラスになっているんです。だから時々、「個人起業家は高単価商品を持つべしっ!」っていう方がいたりするけど、そう単純な話でもない。高単価商品だけあっても、経営は安定しません。(じゃー入り口の安い商品があればいいから。って話でもない)

 

経営は決して難しいものではないと思うけど、適当にやってもダメなのは事実です。まずは「商品設計」ってちゃんとできているのか?っていうのは、すぐに見直せそうな点ではあります。どんな商品なのか?ってとっても大事。4億円の高性能なMRIを導入したのに、できることが診断書を書くこと1通3000円では、、借金を返しているうちに、、、廃業になってしまいますよね。これと同じようなことを、個人起業家もやっちゃってる可能性はあります。

 

2018年、事業のスタートをしっかりと切るためにも、講座を用意してまいりますので、しばしお待ちくださいませ^^一緒に経営改革(難しくないですよ〜)しましょうね!先行案内などはメールマガジンでさせていただきますので、よろしかったらご登録お願いいたします。講読は無料です。

 

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