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2017.08.17

「文章力」がなくても集客できる人の条件

おはようございます。マーケティングコンサルタントの佐藤友子です。私はよく「文章力を上げるにはどうしたらいいですか?」って聞かれます。文章力なんていうのは単純に一つの伝え方の手段であって、「文章力ダケ」って実は鍛えることはできません。

 

パリピほどコミュニケーションが上手な理由

 

学生の頃、私はどっちかというと静かな生徒だったのですが、大人になると子どもの頃に目立っていた子ほど、素直でコミュニケーション上手になっている気がします。同窓会とかで会うと、なんかわかるなと心当たりはないでしょうか?これと文章力って繋がるんじゃないかな?って思ったので、ちょっと考察です。

 

目立つ子って、自分の思いを素直に相手に伝えることが習慣になってます。そしてお友達間で衝突もあるけど、喧嘩して仲直りしたり、派閥ができたり。大人になってあんなこともあったよなーと和解したり。笑 学生の頃ってそんな感じですよね?そしてその「伝え合う」という習慣がまさに習慣化して、コミュニケーションスタイルを作るのです。

 

私は目立たない方でしたし、小学生の頃はちょっといじめられてた時期もあったので(学校行きたくない時とかあったな〜そんな時、同じ名前の「ともこちゃん」って子が仲良くしてくれて超救われたんだけど、結局転校しちゃったんだよね、、涙)言いたいことを言えずに黙っているタイプでした。それ自体がいい悪いじゃないんですが、コミュニケーションスタイルには大きく影響を与えていると考えています。

 

大人になっても活発な子はパリピと呼ばれ(人によります。笑)、初対面の人とも素早く打ち解けます。パーティーが好きとかそういうことよりも、『人と意思疎通を図るのが上手』なんですよね。

 

文章力が問題なのではなく「一方的」なのが問題

 

※パーティーといえばシャンパンかなとw

 

「文章力」で悩む多くの方は、「国語力」が問題なのではなく、『伝わらない』ことが問題なのです。そしてなぜ伝わらないのか?と言うと、お客様個人に合わせた「会話」ができていない。一方的なのです。だからお客様に伝わらなかったり、押し付けがましいと思われてクレームになるのです。なぜ一方的になるか?と言うと、『思ったままを口にしたら傷ついた』経験がかつてあり、場を丸く治める方が優先され、本当の気持ちをうやむやにしてきたからなのです。これ、私もあったのでよくわかります。

 

新人看護師の時や看護学生の時、「あなたは本当に患者さんの気持ちがわからない看護師だね」ってたくさん言われました。私としては言いたいことはたくさんあったのですが、なんだかうまく伝えられなかったのです。重病人が多い心臓病の病棟に配属になり、毎日生きるか死ぬかの瀬戸際で戦っている患者さんと接し、悔しい思いや悲しい思いがたくさんありました。中でも一番私の契機になったのは、患者さんを不快にしてしまうのであれば、プロの看護師ではない。院内で患者さんの気持ちを乱すことは治療に大きく関与する。とわかったので、患者さんをちゃんと支えれるようになりたい!と実務を通して実感したことが一つ。

 

もう一つが、私が24歳の時に、母が癌で亡くなったことでした。伝えたいことがたくさんあっても、口に出さなきゃ伝わらないこともある。もう私は母に何も伝えられない。例えばもし苦手な先輩でも、明日会えなくなったら?同僚と生き別れになったら?彼氏と喧嘩中にどちらかが亡くなることがあったら?確率は限りなく低いかもしれないが、あるかもしれない。いなくなった人には伝えたくても伝えられない。そんなの良いのだろうか?私は本当に後悔しないんだろうか?って心から思ったんです。それからは思ったことを口に出すようにしたのと、加えて、人目を気にするよりも「相手に伝わっているのか?」を考えるようになったんです。

 

そこで私は実感しました。「思いの丈をそのまま伝えたから衝突やすれ違いが生じた」のではなく「一方的に伝えていたから相手が不愉快になった」と気づいたんです。

 

『伝えよう!』という思いと試行錯誤

 

ではどうしたら、『伝わるようにできるか?』それは日々の習慣です。言葉を使うことの慣れや、相手の反応を見ながら何を伝えるか?というコトを考えながらやっていくと、徐々にできるようになります。心のブロックがとか自分の中の思い込みがとか、そういったものを「解除する」ことに注目して、「根本的で劇的な解決策」を探すのではなく、自分で「考える」ことなしに成長はありえません。引っ込み思案な子が一夜にしてパリピになるとかないでしょ?っていうのはちょっと極端ですが。できないことができるようになるには、『頭を使う』『感受性を解放する』この2点で十分です。

 

波風立てるのが嫌だから相手に表現しないというのは自分にベクトルが向いています。それでは相手に『伝える感性』が麻痺しますので、余計にできないことになっちゃいます。とてももったいないことです。そしてそんな方々は、日本人にはとても多い気がします。ちょっとだけ勇気を持って、自分が感じたことを素直に伝えてみる。そこから始めてみてはいかがでしょうか?そして言葉を発する前に、『相手を気遣う』気持ちで言葉をすクリーニングする。その繰り返して『文章力』は確実に上がります。

 

いかがでしょうか?これならなんだか「できそう」な気がしてきませんか?できそう!と思ったらぜひすぐにやってみてください。小さな習慣を変えることが、ゆくゆくは将来を大きく変えます!もっとシステマティックに学びたい!という方は、9月にセミナーをご用意していますのでお楽しみに!

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