「ビジネス」という公道で無免許運転をする人々
こんにちは。佐藤友子です。最近相談を受けていて「私には経営はまだ早い」と思っている人が多いようですが、ちょっとまった!と言いたいです。
(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日は経営を知らない事業主がなぜ危険なのか?についてです)
事業を車にたとえると?
事業の大小はさておき、車に例えてみるとわかりやすいです。
①エンジン=資質
②ボディ=環境やコンテクスト(文脈)に合わせる力=ポジショニング
③アクセル=行動力
④ブレーキ=抵抗
⑤ガソリン=熱量
って考えてみるとどうですか?ちなみに、道=ビジネスという感じですね。
ドナルド・トランプが日本に自動車を輸出させろ!というけど、そもそもフォードの車とか日本のガレージに入らないし、日本人の好みや性格にフィットしにくいし…
例えば、あなたがリラクゼーションサロンを経営しながら、オーナーセラピストをしているとしますよね。すると、資質として技術力が求められます。指先は人間の体の中でも神経が多いと言われていて、この「感じる力」もセラピストにとって重要な資質でしょう。さらに、それだけではなくて柔軟な考えなども、経営者としては大事ですよね。
変な言い方ですが、エンジン=自分が持っているあらゆるスペック。といっても良いでしょう。
次にボディ。セラピストは数が多い!と言われます。つまり、他のサロンとの差別化が難しいのですよね。そうなると、周りからどう見えているか?お客さんからどう認識されているか?というポジショニングが重要です。
次にアクセル。資質やポジショニングがうまくいっても、利益を出すための行動ができていなければ、結果がついてくるはずはありません。営業、セールス、既存顧客へのアプローチetc…。そう、待っているだけではお客さんは来ないのです。いくら技術力があったとしても。
次にブレーキ。これは、行動したい(アクセルを踏みたい!)と思っているのに、気持ちが拒否することがありますよね?「営業すれば、もっと売り上げ伸びるってわかってるのに、やりたくないな」というような感覚です。一例ですが。
よく、「お金のブロックをとる」というようなことが言われたりしていますが、これはブレーキに当たりますね。鋭い方はもう気づいたと思いますが、ブレーキとアクセルを一緒に思いっきり踏むとエンストして燃え尽きになります。また、ブロックだけ解除したところで、ブレーキを踏まなくなっただけです。ですから、アクセルを踏まないと永遠に前に進みません。
「ブロック解除単体」は無意味。ということになりますね。
最後にガソリンですが、これはわかりやすいですよね。燃料が枯渇したら、車は走りません。やりたくもないことを無理やりやっていたり、最初に張り切り過ぎるタイプの人は、すぐにガソリンがつきます。
「経営無知」は無免許運転
さらに話をすすめましょう。そもそも、「経営」がどんなものかを知らなければ、ブレーキは踏めても、アクセルは怖くて踏めないのです(過去の私がそうでした)。ルールがわかっていないでやろうだなんて、無免許運転と同じですよ。ビジネスという公道(道路)を、無免許運転しているのです。
ですから、例えば「売り上げUP!」「売り上げUP!」だけにフラフラとなびいてしまうのは実に危ないのです。何がどのくらい重要なのかがわかっていない。どこかでアクセルを踏めなくなるか、エンストする時がきますよ。
これはメタファー(比喩)の話でしたが、こういったことを細かく詳しく、行動レベルに落とし込んで実践することを、弊社の講座「実践型ビジネススクール」では行なっています。参加される方、すでに参加している方はどんどんバージョンアップしていきますので、楽しみにしていていくださいね。
あなたの「事業という車」は「安全運転」ですか?