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2019.12.19

医師型ビジネスモデルの限界

こんにちは。佐藤友子です。昨日病院にいったら「危ないな」と思ったことがありました。

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(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日は危ないビジネスモデルについてです)

 

代わりがきかない仕事

個人的な話でアレなんですが、今年の2月からじんましんが慢性化して定期的に通院してます。まぁもともとアレルギー体質なので、じんましんが出がちなんですけど。

 

それで、予約の時間が近づいてきたのでクリニックに向かっていると、クリニックから電話がありました。「今日、〇〇先生が体調不良でおやすみなので、診察ができなくなりました」という連絡です。

 

他の科のドクターが、「代わりに処方しましょうか?」って言ってくれたのですが、症状をみながら減薬中だったので、主治医に聞くしかないからまた来るということになりました。

 

代わりがきかない仕事っていうのは、このようなデメリットもあります。

 

職人芸の限界

私はもともと病院で看護師をしていましたが、医師の仕事はうらやましいなって思ってました。なぜなら、代わりがきかないからです。私たち看護師は「看護師さん」と呼ばれるけど、医師は「〇〇先生」と固有名詞で呼ばれる。それが羨ましかったんですね。

 

けれどそれは、ビジネスモデルという点でいうと間違いなんですよね。

 

私たちナースは1人休んでも仕事がまわりますが、例えば手術で執刀医がこれないとなると、手術が中止になることすらあります。外来の場合は、その日の診察は中止になることも。

 

そこには大きな穴があったのです。やっていることが職人技になっていて、代わりがきかないのです。会社にたとえると、社長の動きが止まったら倒産する。そんなイメージです。

 

ユーザーの立場に立つとどうなる?

一方、ユーザーの立場に立つとどうなるでしょうか。つまり病院の場合は患者さんですね。これは人によって違っていて、「絶対に〇〇先生が良い!」という「人」優先の場合もあれば、私のように「機能」優先の人もいます。

 

けれどその「機能」、つまり私の例だと内服薬の調整が、「個人のスキル」に大きく影響を受ける場合が多いのが、現在の病院の仕組みです。私はまた予約して受診しないといけないので、正直めんどくさいです。

 

このくらいの例ならまだしも、大きな手術となると、1日遅れるといろんな予定が狂うので、多くの人に影響が及ぶわけです。

 

医師不足や、過疎地の医療機関不足も懸念されるいま、こういった「個人に頼りきった仕組み」は改善した方が色々メリットがありそうですよね。医療機関に限らず、「特定の人がいないと回らない仕組み」に、あなたのビジネスモデルはなっていませんか?

 

今はそんなに危機感を感じていないかもしれませんが、真綿で首をしめるように、じわじわと追い詰められているかもしれませんね。ですから私は講座などでは、最初から仕組み化を視野に入れた方法を伝えるようにしています。

 

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