迷いや悩みは解決するな
こんばんは。佐藤友子です。迷ったり悩んだりすることって誰にでもあると思いますが、その時あなたはどうしていますか?すぐに思考停止、行動停止になってしまっていませんか?
(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日は迷ったり悩んだりした時どうするか?ついてです)
目次
迷いや悩みを邪魔者あつかいする人々
私の仕事は「考えること」なので、日々多くの方から、迷ったり悩んだりするという相談がよせられます。多くの人が「迷いや悩みを解決したい!」と考えがちですが、この考え方自体が間違っていたりします。
なぜかというと、無意識(じゃない場合もあるんだろうけど)に「悩んだり迷ったりする私はダメだ」というレッテルを自分に貼っていて、その行動自体がおそろしく無意味だからです。
人間は、1日に6万回思考し、さらに35,000回なんらかの判断をするなどと言われています。そうなると、考えたり悩んだり、迷ったりすることはよくあることのように感じますよね。
悩んでもムダなこと、悩んだほうが良いこと
とはいえ、35,000回も真剣に悩んでいたら、1日が何時間あってもたりません。ですから、悩んでも良いことと、悩まなくても良いことを分けると良いでしょう。
たとえば…ランチをチキンカレーにするかシーフードカレーにするか?これを1時間悩んでいたら日が暮れます(笑)。このくらいはわかりやすい例えだと思います。
でも、「このビジネスモデルは良いのか?」「私はこの仕事にむいているのだろうか?」「顧客ストレスを減らすには、どうしたら良いだろうか?」こう言った悩みは、すぐには答えって出ないですよね?なぜなら人によって違うから。ですから、大いに悩んだほうが良いと、私は考えます。
こういう時素直に「モヤモヤしてしまった」「何も手につかなくなってしまった」「他の人と比べてしまって落ち込んでしまった」って、良いんですよ。モヤモヤするのは、「自分ごと」で考えている証拠ですから。
人に答えを求めるな
私は思うんですよ。こういった類の課題って、人からヒントをもらうことはあっても、自分で考えて、仮決めでも良いので、自分で答えを出さないといけない。いくらすぐれた答えであっても、借りものではなんの意味もないのです。あっているも間違っているもない。「やってみないとわからない」。
たとえば「あなたの趣味はなんですか?」ときかれたとき、なんて答えますか?また、その理由を聞かれたら、あなたの言葉で答えれますか?きっと趣味ならば、答えれると思います。なぜなら、あなたがみずから望んでやっていることだからです。
では、仕事はどうですか?人から頼まれてしぶしぶやっていることはどうですか?流されてやっていることはどうですか?そういったことに「模範解答」はあるかもしれませんが、「自分がしっくりくる解答」は、自分で探さないといけないですよね。つまり、人に聞いたって、良い答えは出ないのです。
学校教育のせいなのか(教育というか、制度ですね)、学歴が高かったり、成績が良かったりする傾向にある人は、意外と「答え」を求めがちです。人に聞いてもわからないし、しっくりこないのに、答えを聞くことで解決したがっています。だから「〇〇などき、どうすれば良いですか?」とか「佐藤さんの答えを聞かせてください」とか聞いてきたりする。しかも恐ろしいことに、「無意識」。
「悩む罪悪感」を捨ててしまえ
そういう人は「まずは自分で考えてみてください」といっても、不服そうな顔をするのです。そして二言目には「わからないから聞いてるんですけど」といったりする。つまり、答えややり方さえわかれば、自分はできると思っている。それが間違いなんですよ。
はっきり言って、その程度の難易度であれば、誰でもとは言わないまでも、できている人の方が多いはずです。いわゆる「テスト」と一緒ですから。「対策」すればよいだけ。
人生やビジネス、経営はテストではありません。ましてや夢や目標を見つけることも、テストではない。だって、対策で夢や目標を見つけるって、変でしょう?(笑)
テストですら悩んだり考えたりするのですから、そういう心持ちで挑んだら、答えのない課題は地獄ですよね。だから「対策的生き方」では、人生やビジネスで苦しい思いをしているのです。
私はそういう人々にこう言いたい。
「迷ったり、悩んだりしても良いんですよ。当たり前なんですよ。だから、そんな自分を恥じないでください。けれど時間がかかっても良いから、自分で答えを出してみてください。小さくそういうことを繰り返していくと、長い目で見て「あなたのよい人生」になっているはずです。」
と。
風邪をひいたら咳や鼻水が出るように、決められなかったら悩んだり迷ったりします。ですからそう言ったモヤついた感情は、「心のサイン」と思っておくとよいのかな。そんな風に思います。「考えろ」というシグナルです。
もちろん、その上で現実世界に戻って(笑)、具体的なこともやらないと先に進みません。そしてさらに、自分で決めたことだけで突き進んでも失敗する。ですからその部分のサポートをするのも、私たちの役割だなと、日々思うわけであります。