みる数字が間違っている【起業→経営の境目】
こんにちは。佐藤友子です。起業しても自転車操業になってしまったり、なんだかうまくいかない場合は「みる数字」が間違っている場合があります。
起業でみる数字は虫の目
よく、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」「コウモリの目」とかいったりしますが、このような「視点の話」を知っていますか?かんたんに説明すると、
鳥の目=俯瞰して物事を見る
虫の目=細かい出来事を見る
魚の目=流れ(時間)を見る
コウモリの目=ひっくり返して(視点を反対にして)見る
というような、いわゆる「盲点をなくす」ためのもののみかた、考え方のことを指します。
私が起業して多少売り上げが立ったものの不安だったときは、「虫の目」の比重が多かったのが原因でした。
たとえば、売り上げを立てたい!ということであれば、客単価を上げたり、見込み顧客に営業にいくことで達成される見込みが立ちます。こういった「今すぐ何をするか?」ということはほとんどが「虫の目」的な対策です。ですから、すぐに効果が出るのですが、俯瞰ができないので「なんだか不安」という問題はついてまわります。
あ…これはまさに過去の私なので、反省も込めて書いているのですけどね。
「虫の数字」以外もみれるようになろう
うまく利益が上がってこない、安定しないという方は、「虫の数字」しか追えていない場合があります。もちろん、虫の数字も追わなくてはいけませんし、さいしょに改善していくのは、この数字です。たとえば、単価がいくらで粗利がいくら、いくつ売れているか、見込み顧客はどこにいるかなどなど。
ですが、全体を見ないと部分が見えてこないことがありますし、いつか全体をみないと行き詰まってしまう時がきます。私がそれで困ったので、今は「起業」だけではなく「経営を見すえた起業」をおすすめするようになりました。つまり、ざっと最初に必要な数字や比率を、ゴールとして伝えて「イマココ」がわかるようにしたのです。
数字は苦手…と思っている方もいるかもしれませんが、そう難しくはないですよ。もし苦手な方がいたら、ぜひいっしょにやっていきましょう!すごく困っている人が多いのに、提供している人や会社がないな…と思って弊社でやりはじめました。「起業」と「経営」の間をうめるものが、世の中には本当に少ないのです。
あなたの事業がなんだかうまくいっていないのは、「起業」から抜け出せていないからなのかもしれないですね。