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2020.11.04

プロジェクト・アリストテレス

こんにちは。佐藤友子です。かなり久しぶりのブログとなりました…。生きてましたよ(笑)。いやぁ、時間がなかったにはなかったんですが、正確には時間がなくてブログが「書けなかった」のではなく、気持ち的にかける状態になくて「書かなかった」という感じです。

 

生きている意味とビジネス

いやちょっと漫談調で今日はいってみようと思うんですけど(←)、私は社会の声や気分の要請を鑑みてビジネスを構築していくタイプなので、事業拡大等をするにあたって、「うちの会社の存在意義ってなんだろう…」ということをひたすら1ヶ月間くらい考えてたんですよ。そうしたら、いったん出来上がっていると思っていたものが、一気にグラッと傾いた感じがしたというか、お手本を見ながら作ったレゴの城をいったんぜんぶバラバラにして「あんたの好きな城を作ってみなよ。お手本はしょせんお手本だからね。」と言われてせっせと作り直していた感じです。

 

このブログのアナリティクスをみると「生きる意味 ない」とかで検索してくださる方も長期にわたりおられるようで、ということは悩んでいたり、モヤついていたりする人がいるってことですよね。どうやったら彼らをより助けてあげられるだろうか…。事業内容がこのままでいいのだろうか…。え…ていうかこの検索ワード重くね?なんでこのブログがこのキーワードで上位表示されてんの?いちおうマーケティングとか経営の内容書いてんだけど。とか頭の中から疑問符が消えずはや数年…。あれ?私も「会社の存在意義何?」って悩んでるのと、同じような問いじゃね?とあるとき夜中の3時くらいにハッとします。※佐藤の就寝時間は平均3時〜4時の夜型です。

そんな時に参考にしたのがこれです。

「効果的なチームとは何か」を知る。

 

プロジェクト・アリストテレス

上記リンクより一部抜粋しますね。

アリストテレスの言葉「全体は部分の総和に勝る」(Google の研究者も、「従業員は単独で働くよりもチームで働いた方が大きな成果を上げられる」と考えています)にちなみ、「Project Aristotle」と名付けられたこのプロジェクトの目的は、「効果的なチームを可能とする条件は何か」という問いに対する答えを見つけ出すこと

哲学って深いなぁ…マジで深いなぁ…てかProject Aristotleってカッケーな!と浅はかな感想を持ったことはさておき、たとえば「会社−顧客」という構図って対立してるじゃないですか。敵対って意味じゃないですよ。そういった「取引関係」はなんか気持ちが悪いなって私は思うんですよ。金銭の授受が発生している時点で取引の要素はありますが、それだけというのも「なんか変」「なんか違和感がある」。

 

だって「生きる意味」とかで検索してくださる方々に、「はい、生きる意味を見つけるワークショップやりますんで、50万円です」みたいなことってそれこそ謎っつーか、「50万と数ヶ月で人生の意味を見つけれる」というのはありえなくないですか?なんかもっと、大きな目線で考えなくてはならないという課題が私に与えられました。

 

でも…あ、これは悪口ではないんだけど(笑)、ちまたの商品って、ぶっちゃけこういうのばかりじゃないですか?なんというか、みんなそれで気持ちがついてくるの?ってピュアに疑問。ゴリゴリベネフィット推しで、「だからどうした?」ってなんないのかな?ていうか、〇〇万円で生きる意味が見つかったって人いる?いたらこの指とまって欲しいよ(立場的にそれは困るんだけど)。逆に「私たちは皆さんのためにやってます!」というのが妙にしらじらしい企業もあったりする。

 

どっちも変。合併と独立を繰り返してやたらと長い名前になった銀行みたいにぱっと見が変。変というかツギハギっぽくて、すぐに崩壊しそうな違和感が拭えぬ。

 

もし誰かが「生きる意味が見つかった」と思ったのだとしたら、それはその人がそうなるような考え方と行動をしたからであって、ワークショップとやらは単なるきっかけですよ。強いていえば触媒。人間を十把一絡げにして「50万と数ヶ月で生きる意味が見つかります!」というのは私から見ると乱暴すぎて目も当てられない。ひとりひとりのことを大切にしてみていかないと、ビジネスなんてできやしない!って私は思うんですよね。きれいごとじゃないですよ。そうじゃないともう無理なんですって。リアルガチで。

 

なんだか「はい、生きる意味を見つけるワークショップやりますんで、50万円です!」「わぁぁすごーーーい!エネルギーもらったー!!」「ほんとに変われたあぁぁぁー!」みたいなのは本心じゃないんじゃね?言わされてるんじゃね?実は違和感あるけど乗ってみてるだけじゃね?と私の中のリトル佐藤がざわついて、おこなんですけど。みたいな。これは私の性格が悪いからなのか…。うーんそれも3割くらいあるかもしれない。

 

そこで、お客さんと私たちを、仮に「ひとつのチーム」のように考えてみたらどうだろう?という仮説が立ったんです。長くなるので割愛しますが、そうするといろんなリソースがないと、チームとして不完全であるということになります。なんというか、もう私一人でどうにかできる課題ではないものに手を出し始めたので、会社としても「チーム」が必要だったということもあります。

 

そこでお手本をみながらレゴのお城を組み立てるようにして、Googleのチームに関しての研究の研究が私の中で始まります。

 

サイコロジカル・セーフティー(心理的安全性)

重要な要素はいくつもあるんですけど、1番の基盤となるのは「心理的安全性」であるというレポートがでています。が、私はもっと細かくいうと「安心・安全」の両方が必要だっていう結論に至りました。

 

恐れ多くもGoogleの出した結論に、「うちの会社で」やるならば追加したいことは、「安全だけではなくて安心も必要!」です。まぁ安全はGoogleのレポートに書いてある通りなんですけど、安心は「私はここにいても大丈夫」「居場所がここにある」という気持ちの部分の安定感です。さらにそれは、事実(結果)として現れていないといけない。ということになります。事実が安心を作り出しているということっすね。

 

だもんで、会社のチームに入ってもらうメンバーたちにも、「ここに参加していることで、自分自身が人生の方向でよりよきほうにいける!」と、安心感を気持ちと事実で感じてもらえるようなチームにしたいなと思ったんですよ。ピュアに。社内からしてそういう環境でないと、「言わんやお客さんをや」ですわ。本当に。安全だけだと効果重視になってしまうので、期待値を超えたハプニングが良くも悪くも起こりません。

 

私はあんまりガチガチに決めてしまうのは嫌いで、「ハプ待ち」みたいな性格があるもんでして(笑)、偶発的なものを待ってみたいんですよね。あくまでも流れの中で「すばらしいもの」にたどり着いていきたい。ああ…だいぶフワッとしてきた…。

 

ヒントをくれるのはいつも他人

私はいつも多くの人からヒントをもらってるんですよ。先日九州に住んでいるお友達が仕事で東京に来ると声をかけてくれて、出かけてきました。頭の中がけっこう煮詰まってきてたので、いいタイミングでしたね(ちなみに、煮詰まるっていうのは混乱ではなく完成間近っていう意味ですよ)。

渋谷で高いところに上がってきました!高いところが好き。バカとなんとかは…というけど、心外だわ。

 

そのお友達も自分で事業をしていて、私と同じように煮詰まっていました(笑)。ただ、お話を聞いて「個人を大切にしたい!」という思いが強く、その点が同じだなって感じたんですよね。そして私とは少し違いますが、似たようなところで違和感を持っていて、「少し違ってけっこう似ている」からこそ、私が悩んでいた答えのヒントをもらえました。こうして「答え」ではなく「問い」を与えてくれる友達に感謝ですね。

 

そんなわけでして、「会社の存在意義(これはミッション)」「会社の目的(こっちはビジョン)」「会社の価値観」もようやくしっくりきたんですよ!これからチームのメンバーたちとともに、さらに関わってくれる皆さんに対しても、ビジネスとしてもそうでなくても社会や顧客に「会社の社会的価値(これはバリュー)」を還元していきたい気持ちでいっぱいです。

 

「愛されるよりも愛したいマジで」という歌のように

↑昭和生まれ感満載な感じですが(笑)、ビジネスも会社経営も、「相手を幸せにしたい!」という気持ちが一定の閾値をはみ出したときに、ピタッとパズルのピースがハマってくる気がするんですよ。私のあまっている様々なリソースを増幅させて分配したい。そういう若干意味不明な気持ちです。(←わかる人がわかってくれたら嬉しい)

 

たくさん書きましたが、私、生きてて今が一番自分のやっていることの意味がわかってすっきりしてます(笑)!意味や意義がわかれば秒で没頭できるのが私のチャームポイント?なので、なかなか気持ち的にもやついててかけなかったブログが書けるようになりましたし、気持ちを言語化できてこうして伝えれてとても嬉しいです。

 

もともと「千手観音佐藤」「一騎当千佐藤」と巷では呼ばれるくらい仕事は高速ですもんで(このあだ名恥ずかしいし盛られてる気がするんだけど…)、人生史上これからもっともアクセルが踏めそうで楽しみです。いままでけっこう、いつも誰かに助けられてヌルッと生きてこれたので、もっともっと、いろんな人に恩返ししたいですね。

 

色々と皆さんのご要望等に本っっっ気でお応えしていきたいので(たとえばよくある要望の一つとして売り上げあげたい!もそうだけど、それは当たり前だもんで、それだけじゃなくてね)、そのときはご協力やご参加、楽しみにお待ちしていますね。みなさんと一緒に、今と未来を紡いでいきたい。そんな気持ちです。

 

長くて読みにくい漫談をさいごまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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