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2020.12.03

虫食いビジネスマンの行き着く先

こんにちは。佐藤友子です。日々いろんな人の相談を聞きますが「もったいないなぁ…」と思う人の特徴のなかで、一番重要なことがあります。

 

〇〇が増えるほど…

考えてみれば当たり前の話ですが、今の私たちは、これまでの私たちがしてきたことの集大成ですよね?では、今何かを変えたい!と思う場合はどうすべきでしょうか?

 

答えは簡単で、「行動を変えること」です。当たり前ですが…。何もビジネスに限ったことではありません。たとえば痩せたい!と思っているのであれば、これまでの生活習慣の何かを変えなくてはなりません。

 

それが食事なのか、運動なのか、ストレスなのか…人それぞれではありますが、いずれにしても、「これまでと同じことをしていてはダメだ」ということです。

 

では、行動はすぐに変えられるのでしょうか?正直、そんなことはないですよね(笑)。「ついつい」食べすぎてしまう。「わかっているけど」運動しない。習慣を変えないと…「でも、だって…」。ということもあるでしょうし、そもそも何をして良いのかわからなかったり、自分で考えた対策が間違っている。ということもザラです。

 

つまり、行動を適切に変えるには「正しい知識」が必要ですし「考え方の転換」が不可欠になってくるわけです。それらがうまくできない、わからないうちは、ゴールに向かうまでの道のりに「盲点」がやたらと多い状態ということになります。「わかっているけどできない」のではなくて、「本当はわかってすらいない」が正しい認識と言えましょう。

虫食い問題のままビジネスをやろうとする素人

盲点のイメージがつきにくい場合は、虫食い問題のようなイメージをしていただけるとわかりやすいです。または、絵画などの一部を隠して「これはなんの絵でしょうか?」というタイプのクイズと一緒です。この虫食いが多ければ多いほど、全体像がわからないですよね?

 

世の中には、かなり勉強したり経験を積んだりして、盲点が少ない状態でビジネスに参入してくる人や会社が山ほどあります。その中で「虫食いで自力で頑張る!」と言っているのが、いかに無謀で未来がないことか…それに気づかずに盲点だらけで破滅に向かう人がとても多いです。

 

高い品質で様々なことを提供してくる人や企業に対して、頑張っている素人の姿は健気には映ります。しかし実際あなたがい自分のお金を出して商品を買うとしたら…おそらく素人を選ばないのではないでしょうか。見込み顧客は「健気なもの」を買うわけではありません。「自分にとって役に立つもの」を買うのです。

 

ぶっちゃけ、コンサルは必要なのか?

とかいう話をすると「じゃあコンサル受けろっていうんでしょ?自分のところの宣伝なんでしょ?」という方がいたりします。この問いに関しては、コンサルがあるかないかはどちらでも良いのですが、「盲点は自分では埋められない」というところがポイントです。

 

つまり、今までの自分の集大成が今の状態だとしたら、考えるのは自分、判断するのも自分、という状態である以上、これまでと同じような状態が続くだけです。はっきり言って、気づきや学び程度で結果なんて変わりませんよ。残念ながら、そんなに甘くはないんですよね。

 

有名な事例ですが、あのNTTドコモは、マッキンゼー のコンサルティングを導入し、2000年の売上高が1兆182億9000万円から2兆2174億6700万円へ大幅に上がりました。倍以上で驚くべき数値改善です。あのドコモですら、他社からの知恵を借りているのです。むしろ、専門家からの知恵を借りることで、このような成長につながったとも言えますよね。自社の知識のみでは、このような結果は生み出せなかったのです。

 

ですから私自身も、常に誰かに知恵を借りるようにしていますし、新たなことを始めるときは、かならずコンサルティングを入れています。そして結果的に、とてもうまく行き続けていますから、私たちもそういったサービス提供を今後もし続けていきたいものです。

 

 

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