シンデレラの嘘
こんにちは。佐藤友子です。今日で3月も終わり…「やばい!」と思っている人はいませんか?
残念ながら…
早いもので、1年も4分の1過ぎてしまいました…。個人的には、つい最近箱根駅伝をみたような気分なのに(笑)。
あんまり気分が上がらない話をすると、残念ながら「時間の挽回」はできません。
- 気持ちを入れ替えてやる!
- 心機一転頑張る!
- 遅れを取り戻す!
こういった「今度こそ!!」系のものは意味をなさない可能性が大です。
シンデレラの嘘
新年度、新学期などなど、「新」がつく時期は、なんだか気持ちがリセットされたような錯覚に陥ります。このような時期にかぎって、「変身」に誘惑されがちです。
変身とは「今年こそ〇〇メソッドで変われる!」というようなものなどです。変身は魅力的です。ある種のシンデレラストーリーなので、誰しも憧れちゃうものです。
しかし私はシンデレラストーリーが嫌いです(笑)。理由は、シンデレラになんて多くの人がなれないからです。シンデレラはもともと持っていた美貌をもってして、王子に見初められたのです。つまり、遺伝子優勝です(笑)。
このように、強力な強みがすでにあって、発揮されていない状態というのは確かにあります。しかしながら私たちの場合、シンデレラのように王子が探しに来てくれるわけではありませんよね?
言うなれば、もっとアグレッシブに強みを探したり、打ち出したりしていかなくてはならない。待ってるだけじゃお迎えは来ないんですよ。一生灰かぶりのままで人生終了のお知らせがきます。気づいたら蛍の光が流れちゃってます。
しかも、闇雲にやっていても強みは見つかりません。確率の高い方法が必要です。
平常運転し続ける人が一番怖い
人は焦ると、シンデレラストーリーのような、いわゆる一発逆転ものに足元をすくわれます。一瞬かけられる魔法が解けるとまた不安になり、このような新年度の時期なんかは、また新たな魔法を探してさまよう…。
こういう状態を、青い鳥症候群ならぬ、シンデレラ症候群と私は呼んでいます。
心の奥底では「こんな自分に嫌気がさす…」と自己嫌悪にさいなまれ、さらにやる気が下がる。悪循環ですよね。ですから、以下のように思ってしまうのはとても危ないのです。
- 新年度だから心機一転頑張ろう!
- 今年こそ!
- 心を入れ替えて頑張る!
- 今までの自分をリセットする!
私は思います。リセットはもったいないなって。だって、今まで色々と頑張ってきたのに、それをリセットしちゃったらまた1からですよと。
上記のようなことを声高らかに宣言している人はなんだかポテンシャルがありそうに見えますが、実は本当に実績を出すのは、年中平常運転で「今年こそ!」「リセットする!」とか言わない人です。
なぜなら、本当に自分が思う通りに行動できていて、結果を出せていたとしたら、「今年こそ!」「リセットする!」なんていうことが、まったく必要ないからです。ダイエットする必要がない人が「今年こそ痩せる!」と言わないのと一緒。
そういう人を客観的にみていると、競馬で例えると最後の直線で大外からごぼう抜きしてぶっちぎり一着に見えるでしょう。(このたとえ大丈夫かな。笑)
そんなわけで、新年度にはご注意を(笑)。