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2021.04.02

シンデレラの嘘(解説編)

こんにちは。佐藤友子です。先日のシンデレラの嘘という記事が好評だったので、もうちょっと続きを書くことにしました。

 

誰もがシンデレラ…なわけねぇだろ!

いわゆるシンデレラストーリーについて、Wikipediaで以下のような解説がありました。

童話「シンデレラ」の主人公のように、有名ではない一般女性が短期間で(あるいは長い年月にわたる苦労の末)見違えるほどの成長と幸福を手にし、芸能界社交界、その他の一流の場などにデビューしたり、あるいは資産家と結婚する成功物語をいう。

Wikipedia シンデレラ・ストーリー より抜粋

女性とありますが、特に性別に関係なく「逆転劇」「変身劇」はシンデレラストーリーに当たると考えて良いでしょう。

 

人は楽をしたい生き物なので、シンデレラストーリーのようなことがあればいいなぁ…とは、誰しも考えたことがあるでしょう。私もありますよ(笑)。

 

ですが残念ながら、「誰でもシンデレラ」は嘘です。ですから、そのような文言には騙されないようにしてください。

 

「こんな私でも」って本当ですか?

どうも「こんな私でも」というストーリーでノウハウ販売等をする人がいるのですが、そもそも「こんな私でも」が嘘です(笑)。

 

たとえば、先日こんなことがありました。まるで女優のようにビジュアルが綺麗な人がいて、その人がこんなことを言っていました。

「こんな私も以前はブスでした。けれど〇〇メソッドで変われました!」

整形手術をして綺麗になったわけでもなく、単純にメンタルの問題だったとのこと。そしてそのメソッドを販売しておられました。

 

では…メンタルを変えれば、この方のように美しくなれるのでしょうか?オブラートに包まずにいうと、たぶん無理です(気を悪くされた方がいたら、本当にごめんなさい)。

 

誤解なきように解説しておくと、何も美しさというのは外見だけをいうわけではなく、心や考え方などの内面もあるでしょう。これは真実です。けれど…残酷な事実を言うと、その人は見た目が美しく、また、その見た目の美しさが注目の最大の要因になっている。これもまた真実でしょう。

 

つまりこの方の例でいうと、心も美しいけれど見た目も客観的に見て美しかった。心を整えることが、この方にとっての魔法の杖だった。だからシンデレラになれた。というのが正しい解釈といえましょう。

 

だからこそ、強みが大事なんだよ!

このように、誰かを見て「自分もそうなれるのかも」と安易に期待を抱くのは早合点です。すごく極端ですが、「〇〇メソッドであなたも私みたいに美しく変身できる!」と仮に北川景子さんが言っていたとして(2020年のなりたい顔NO1より)、鏡を見て「北川景子になってねーじゃねーか!」と自分にがっかりして鏡を粉々に砕いて落胆するようなもんですよ。

 

私が何を言いたいのかというと、シンデレラストーリーのようなものがあった場合に、「この人だから成功したという条件ってないかな?」と、一歩立ち止まって考えてみてほしいということです。

 

誰にも当てはまるシンデレラストーリーなんてないのです。それこそ童話ですよ。誰かのうまくいった軌跡をそのままなぞるよりも、あなたならではの強みを見つけて、それをみがくほうが100億倍大事ってことです。

 

ですから私たちも常に「個々人に当てはめて、パーソナライズできる方法かな?」ということは注意し続けて、コンテンツ等を作成しています。

 

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