過去の栄光おばさん
こんにちは。佐藤友子です。インターネットが生活のインフラになり、「情報の消費」が早くなっています。
通用しない過去のノウハウ
コロナ後にはっきりと多くなった相談があります。それは…
「今までのやり方では通用しなくなった。これからの時代に適応するにはどうしたら良いか?」
というものです。
具体的にいうと、オンライン化であったり、競合や同業が増えたことにより、自社商品が売れにくくなることなどです。
たとえば、がむしゃらにやっていると、まぐれで一発当てることはできたりします。たとえば、以下のような場合です。
- 図らずもポジションが取れていた(競合が少なかった)
- 知らないうちに他力をうまく使えていた(運が良かった)
- 黎明期(れいめいき)で誰がやってもうまくいく時期だった(初期のFacebook集客など)
インターネットが情報のインフラになるということは、ノウハウの消費が早まるということです。意味、わかりますか?
これまで直接会ったりTVや雑誌などの大手企業が発信する方法でしか情報収集ができなかった時代ではなく、今は大手企業から個人まで、無料でも情報発信ができる時代です。
そうなると、情報収集が上手い人はどんどん新しくて質の良い情報を手に入れることができ、彼らの間でどんどん情報がアップデートされていきます。いっぽう、そうではない旧来型のことをやっている人は取り残されます。
それゆえに、昔上手くいった方法でもう一度何かをやろうとしても、あれ…昔ほど反応がないぞ?となるわけです。
過去の栄光おばさんになっていませんか?
別におじさんでも良かったのですが(笑)、私が女性なのでおばさんという言葉を使ってみました。
インターネットの革新的なところの一つは、データが取れるところです。つまり、感覚や個人の感想ではなくて、実際に数値として、人の動きが見れます。これはマーケティングの業界に革命を起こしました。
これまで感覚的にやっていたことが数値化されることで、正しく効果のある分析ができるからです。それにより、効果の高い改善が可能となりました。高明なコンサルタントが言っていたり、売れている本に書いてあるノウハウが上手くいかない、しっくりこない場合は、単純に本人が上手くいった方法を述べられているだけで汎用性がなかったから。ということもあり得ますよね?
こういうことを知らずにデータを取らず、いまだに感覚でマーケティングをやっている人がいますが…私は動悸がするくらい信じられません(笑)。救命胴衣をつけずに暴流に飛び込むくらい信じられない。いくら泳ぎに自信があったって沈みますよ。ですので講座などでも毎回数字をきっちりとるように!!とは口すっぱくして伝えています。
なまじ結果を出したことがある人だと、頭ではわかっていても心で実質の衰退を受け入れられず、「でも私は過去に◯億売ったことがあるし」「TVにも出たことあるし」「広告なんて出さなくても新規が来てくれたし」と、過去の栄光にすがりつきがちです。
こうして、時代に合わせてアップデートする人はずっとしていきますし、しない人はすぐに取り残されます。まさかあなたは、データ(数字)をとっていないなんていうことは…ないですよね?
やっていなかった人は、いますぐにやってください。もちろん正しいやり方を知らないとダメですが。
ちなみに、いわゆる今回の内容は「デジタル・ネイティブ」と呼ばれている世代であれば大丈夫という意味ではなく、今後も時代はずっと変わっていくので、すべての人は安心しちゃったら危ないよ!という話です。もちろん私においても他人事ではないので、常によりよい情報をキャッチアップしていかねばと思っています。