増えないものに悩むムダ
こんにちは。佐藤友子です。私が不思議だなと思っていることがあります。それは「悩めば選択肢が増えるという謎の考え方」です。
1日悩めば1日遅れる
「時間がない!」と自覚している人にありがちなのですが、実は時間がないのではなく自分の要領が悪い場合があります。
たとえば、何かを決めなくてはならないケースが私たちの日常にはよくあります。難しい決断ほど時間がかかるでしょう。
今日のランチを決めることに1日悩む人はいませんし(昼抜きですよね)、逆に付き合って1日で結婚を決める人も少ないでしょう(たまにはいますが)。
いずれにしても、1分で決めれればすぐに動き出すことができますし、1日かかればそれだけ動き出すのが遅くなります。大体の場合において、意思決定が遅い人はとりかかるまでの時間や、その後の意思決定全般に時間がかかっているので結果が出るのが遅くなりがちです。要領が悪いんですよ。
悩めば悩むほど、自分で問題をややこしくして、絡まった糸のようにぐちゃぐちゃにしてしまう人もいます。
いつまでも悩むのは〇〇がないから
結論として、いつまでも悩むのは「判断基準」がないからです。
ということは、ランチにしても結婚相手にしても、判断基準があれば早く決めることができるでしょうし、なければ時間がかかるでしょう。
※ただし結婚相手などの場合、判断基準の中に「共同生活」があれば一緒に暮らしてみる期間が必要にはなりますが。
私がゾッとするのは、「もうちょっとよく考える」という謎の基準を持っている人が案外多いことです。短い時間待ったくらいでは、判断基準が増えも減りもしないからです。なのに時間があれば勝手に増えると思っているところに危機感を感じます。先送りしているだけですよね?
たとえば「やってみないとわからない系」のことに関しては、やってみることです。とくに「起業したい」「今の事業で〇〇に費用を大きくかけようと思っている」みたいな相談が弊社にはよく寄せられます。相談する人の頭の中としてはこうでしょう。
- 起業したい→でもうまくいく保証がない
- 事業で〇〇に費用を大きくかけようと思っている→でも失敗したら費用を失う
それはそうでしょうね。気持ちはわかります。これらの答えは「やってみないとわからない」にだいたい収束はしますが、とりかえしのつかない失敗は避けるべきと考えます。
ならば未経験系のことは経験者にきくか、リスクを低くして小さく試すことです。
たとえば私の場合で具体例を出すと、はじめて広告出稿をしたときは「一番効果が出そうな媒体」かつ「効果測定できる最小額」からテストしましたし、成果を出している代理店の方にアドバイスを受けながらやりました。
また、起業するときも最初からジャンルを絞って高額な設備投資をするのではなく、マーケティング全体や商品の作り方を学び、「自分にできるのか?」「何が向いているのか?」をテストしました(この経験から、今の事業をやっているという経緯にも繋がりますが)。
どちらも「広告運用をする」「起業をテストする」という方向性だけは悩んでいても選択肢が増えるわけではないのでさっさと決めました。当時、自分なりには勇気が要りましたが。まぁそうですよね。「やる」「やらない」以外にないので(笑)。
決めれることはさっさと決めて、さっさと結果を出しましょう。でないと決断を先延ばししている間に、人生が終わってしまいます。病院で働いていたことや、早くに母を亡くした経験からも、あなたにはそうなってほしくないなと思って伝えてみました。