フェードアウトで自爆
こんにちは。佐藤友子です。事業をしていると人との接触が避けられません。しかし、衝突したくないという理由で逆に失敗している人も多く見受けられます。
気まずいとき、どうしてますか?
たとえばですが、カウンセリングやコーチングなど、業種や業態が人と接することを前提としているものがありますよね?ほかに、セラピストや〇〇鑑定のようなものもそうでしょう。私のようにコンサルティングや講座を提供する場合もそうですね。
すると、時々相手と接していて気まずくなって、フェードアウトしてしまう人がいたりします。たとえば、以下のような状況です。
- 料金の提示をするのが気まずい
- 相手が怒っている気がして気まずい
- 意思疎通のくい違いがあって気まずい
- 迷惑をかけた気がして気まずい
うーん、気まずい祭りですね(笑)。こういうとき、なぜか自分の責任と感じてフェードアウトしてしまう人がいます。
フェードアウトして株大暴落!
気が優しい人にありがちですが、自分の意見を言ったり、相手と意見が食い違うこと、NOと言うことを過度に恐れる場合があります。
何かいうと衝突するかもしれない。相手に迷惑をかけたくない。そう感じるからです。しかし本当でしょうか?正確には「自分が傷つきたくない」「嫌われたくない」「嫌なやつだと思われたくない」のではないでしょうか。相手のためという仮面をかぶって、本当は自分を守っているのです。悪質です(笑)。
よく考えてみてください。言うべきことを言わずにフェードアウトして、困るのは誰でしょうか?もちろん相手も困りますが、自分も困ることを「気まずい族」の人々は知りません。
- この人は気まずいとフェードアウトする人だ
- 自分を守るために相手に負担をかける人だ
- 優しいようで非誠実な人だ
という印象を与えるからです。そう思われると、相手に嫌われるだけではなく悪評を立てられる可能性すらありますし、もちろん紹介なんてしてもらえないですよね。
カウンセラーやセラピストは、人を癒す素敵な仕事だと思います。しかし自分の保身ばかりを気にしている人が、はたして本当に人を癒すことができるのでしょうか…。
気まずさに耐えられずフェードアウトする前に、誠実に対応するのが結局のところ最良と言えそうですね。ちなみに、相手にはっきり伝えることは好き勝手言って良いということではないので、その点はわきまえたほうが良いでしょう。
気まずさに耐えられない、あるいは反射的に相手の機嫌をとってしまう人は自らのメンタル改善が必要といえますね。フェードアウトは臭いものにものにフタをしているだけで、結局問題解決はされていないからです。「異常が見つかると怖いから受診も検査をしない!」と言い張る人と一緒です(本当にいらっしゃるんですよ。笑)。こうすると目に見えないところで症状が進行していくだけです。
私たちが行っているビジネスサポートでも、多少なりとも自分のメンタルの状態が結果を出すことに邪魔をしているケースの場合は、解決できるカリキュラムにしています。そうすれば、もうフタをしなくても良いですからね。