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2021.07.20

【Q&A】低価格がウリの場合はどうしたら良いですか?

こんにちは。佐藤友子です。今日は寄せられた質問に対してのQ&Aです。

 

「私の場合、低価格がウリなんです。」

時々このような相談を受けます。だいたい、以下のような状況です。

私の商品は低価格がウリの商品なので値上げができませんし、いわゆる高額商品のようにもできません。値上げしたら顧客離れが起きます。けれどこのままでは利益がなかなか出ないですし、集客も大変です。自分の給料も低いです。

何か良い方法はないのでしょうか?どんな方法を試してもお手上げでしんどいです。

 

低価格な商品でもうまくいく場合はあります。たとえば低価格だとしても利益幅が大きく、顧客の多さでカバーできる場合です。わかりやすいのがNetflixのようなビジネスモデルです。月額の利用料(つまり単価)はそこまで高くないですが、会員一人一人にかかる固定の経費は「コンテンツ配信」という特性上、ユーザーが増えれば増えるほど安くなります。

 

2021年1月の時点で会員数は2億人を超えているようです。しかもサブスクリプションのサービスなので安定収入になりやすいです。

 

また、化粧品のようにリピートが前提になっている商品や、コーラのように販売チャネル(販売する場所)がたくさんある商品などは、単価や利益の低さを数と流通の仕組みでカバーしています。

 

では、「儲からない安売り」とはどんなケースでしょうか?

 

下請け!安けりゃ良い!

2つほど紹介すると、下請けの仕事や、どんどん価格が叩き売りのように下がって行きがちな商品は厳しいです。

 

下請け全てが悪いわけではないですが、どうしても価格が低く交渉されがちです。↑の例と比較しても、単純に価格が低いのではなく、値下げにより価格が圧迫されるのです。意味、わかりますか?

 

次に、安ければ良い商品の場合です。たとえば海外のブランドものを個人輸入することで、自国での小売価格よりも安く販売している業者があったりします。BUYMAなどでありますよね。このような場合、同じ商品ならば消費者は「一番安く売っているところ」を探します。

 

そもそも個人輸入サイトからブランドものを購入するユーザーは、自国で未発売のものが欲しいか、正規販売店よりも安く購入したい人です。そうなると、安く売った方が売れやすいですよね?このケースの場合も仕入れ価格が変わらないわけなので、値下げすると利益を圧迫します。

 

生き抜く道はないのか?

では、このようにビジネスモデル的に厳しい場合はどうすれば良いのでしょうか?生き抜く道はないのでしょうか?

 

全くゼロではありませんが、同じ前提のままではダメです。「やり方がダメ」というよりも「前提を変えないからダメ」なんですよ。

 

将棋で何を指しても次に玉がとられる(つまり防ぎようのない王手)状態を「詰み」と言います。ビジネスや経営の場合も「詰んだ…」となる前に何とかしなければ、倒産してしまいます。伝わってますか?

 

将棋の場合は「負けました」と相手に言って投了しますが、ビジネスで詰んでも「負けました」ではどうにもなりません。誰も助けてくれません。借金が残る場合もありますし、場合によっては収入が途絶えてしまいます。はぁ、想像するだけで夜も眠れなくなりそう…(私はもともとかなり心配性な性格です)。

 

長くなったので、続き(どうすれば良いのかの対処法)は興味がある方がいたら書きます。もちろん匿名性は守ります。お困りの状況がある方は、可能な限りで良いので詳しい状況を教えてください。その内容に合わせて続きを書きたいです。

 

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