起業塾論争、決着!?
こんにちは。佐藤友子です。このブログでは「起業塾」「意味ない」での検索が時々あるようなので(笑)詳しく書いてみます。
結論:「意味ない」を目指してます
結論を言うと、起業塾なんてないほうが良いです。正確にいえば、起業塾の助けを得なくてもうまくいくのであれば、越したことはありません。
わかりにくいと思うので例えを変えましょう。「予備校」ってありますよね?起業塾にしても経営塾にしても、予備校みたいなものだと思ってください。弊社が提供している「実践型ビジネススクール」という起業家、経営者向けのカリキュラムがあるのですが、それも同じです。
例えば東京大学に合格したい!と思っているとして、塾や予備校にいかなくても独学で合格できる人もいれば、塾や予備校に通ってなんとが合格できる人もいますよね?もっと直接的な表現をすると、独学でできない人は塾や予備校に通わないとムリ。ということです。
塾や予備校がないと「ムリ」レベル
私には弟が2人いるのですが、1人は数学がすごく得意でした。高校生くらいになると、勉強の内容が難しくなってきますよね。比例して生徒の学力の差が顕著になってきます。私は高校までは理系だったので、数学はⅢCまで専攻していましたが、多少勉強しないと問題は解けませんでした。
いっぽうで弟は、「教科書一回見れば、っていうか公式見ればわかるじゃん」とかいって、家でも全く勉強していないのにいつもテストではほとんど満点みたいな成績でした(勉強してないので文系科目はまるでダメでしたが笑)。
私が教科書を見ればわかると実感していたのは中学生の頃くらいまでなので、高校まで来ると「ああ、自分は勉強しないとわからないレベルなんだな」と痛感したものです。つまり実質「難易度」が高かったということです。
同じく、看護師になるには国家試験に合格しないといけないのですが、同級生はほとんど国家試験対策のための予備校に通っていました。私はとくに通いませんでしたし、勉強もあまりしませんでしたが無事合格できました。私が優秀だったというわけではなく、単に私にとって看護師国家試験の難易度が高くなかっただけです。落とす試験ではないし(合格率が7割くらいになるよう調整されている)、出される問題の傾向が毎年なんとなく決まっているからです。
しかし中には、予備校に通ったし勉強も頑張ったのに試験に落ちてしまう人もいました。この人たちにとって、「看護師国家試験の難易度は高かった」ということになります。
起業や経営も同じで、今うまくいっていないとしたら「自分にとっての難易度が高い」と判断して良いでしょう。その場合、私にとっての数学のように、放っておいたり自己流で勉強しても学力は伸びないのと同じように、予備校的に補助を入れたほうが成功確率が高くなるというのが、起業塾や経営塾の役割です。
と、柔らかい言い方をしましたが「塾や予備校がないとムリ」レベルの場合は、独学や自力ではまずダメでしょうね。ことさらに起業・事業においては「答えがない」ため、受験勉強よりもある意味難易度が高いです。放っておいても時間だけが過ぎて歳をとるだけでしょう。
まとめ
起業塾、経営塾はいらない!という人は2属性いる
- 起業塾や経営塾ナシでも成果が出ている→ゆえに「そんなのいらなくない?」ってなる
- 起業塾や経営塾にうらみがある→ゆえに「そんなのいらなくない?」ってなる
起業塾、経営塾が必要!という人は1属性
- 起業塾や経営塾のおかげで結果が出た→ゆえに「必要だった!」ってなる
上記のように、実は起業塾不要派の人たちは大きく2属性いるので、「結局必要なの不要なの?」がわかりにくくなっています。
結論としては、「塾や予備校がないとムリレベル」であれば、活用しないと結果が出ないでしょう。私も「予備校行かないとムリレベル」のことはたくさんあるので、他社のサポート(コンサルティング等含め)は常に、常に!活用しています。
こうして、自分の今の実力を正当に評価し、ずっと他力を活用し続ける人はどんどんレベルが上がっていき、いっぽうで自力でなんとかしようとしている人はずっと現状維持(相対的にみると低下)なので、両者の差が開き続けていくというわけです。
大人になると、学校のように助けてくれる先生がいるわけではないので、放っておくと歳だけをとっていきますよね。私も気をつけたいものです。