あなたの「日記」なんて読みたくない!
こんにちは。佐藤友子です。
まさか「日記投稿」してませんよね?
ブログやSNSなど、誰でも発信ができる時代になりましたよね。発信初心者でも爆発的な反応を出せる人もいれば、長いこと頑張っているのに悲しいほど反応がない人もいます。
それを…テクニックなどの技法のせいだと思っていませんか?
実は、ちょっと違うんですよ。正確にいうと、技法も無関係ではないですがそれだけだと不十分。ざっくりですが「ヘタな発信」は以下のような特徴があります。
- ただの日記になっている
- 内容が浅い
- 発信する人が浅い
「日記」が許されるのは〇〇だけ
いろんな情報発信をリサーチする中で、「つまんないなぁ」「これじゃ誰も読まないよなぁ」と思うもののひとつに日記的であるという特徴があります。日記というのは本来、毎日の自分の出来事を記録したり感想を記すものであって、自分のために書きます。
- 今日のランチ(または食事全般)
- 〇〇に遊びに行ってきました!
- 今日のファッション
- 身内のあれこれ
- 自分の気持ちや感想
- etc…
つっまんねぇ!!!
そう、日記とはいわば「独り言」のようなものです。ということは、日記が許される、言い方を変えれば日記が求められている人は、芸能人やタレントのように「スタイル」を売っている人です。いえ、正確にいうと「スタイルが売れる人、売っても良い人」ですね。
スタイルについては別のトピックスとして取り上げるべきくらい重要なテーマなのでここでは言及しませんが、簡単にいうとその人の一部をコンテンツ化するようなイメージです。
女優やモデルの「スタイルブック」「写真集」が売れるのはそういった理由です。でもごめんなさい、ハッキリ言って見込み顧客はあなたのスタイルを求めているわけではない(ことのほうが多いはず)。じゃあどうすれば…何を発信すれば良いのでしょうか?
わかった!相手の役に立つことでしょ!
と思いますよね?そうです、それは…
全然違います!!
正確にいうと全然ではないのですが、相手の役に立つこと「だけ」を意識しても、実は役には立ちません。そもそも役に立つのはどういう条件を満たした時かでしょうか?答えは「発信側と受信側が噛み合った時」です。意味、わかりますか?
情報発信というのは「発信」と名前がつくとおり、主語が発信側にあります。ということは、発信側である自分自身について理解を深め、相手にわかるように伝える必要があるのです。
私は「情報発信はコミュニケーションである」と、それこそ情報発信をしはじめた8年くらい前?からずっと言い続けてきました。今もその認識は間違ってはいないと思います。
たとえば、あなたが今、とてもお腹が痛くて困っているとします。そんな時頼るなら医師などの医療従事者、あわよくば腕も良くて自分の気持ちに寄り添ってくれそうな人が良いでしょう。そうでなくても少なくともこの状況をなんとかしてくれる確率が高い人を頼りたいはずです。
そう、「誰」という要素が重要になってきませんか?
カンが良い人ならオチがわかったと思いますが、発信をするときは「あんたは誰なんだ!!」ということがわかるように表現しないと、コミュニケーションが起こりにくいです。そして相手の役にも立てません。
誤解されやすいのですが、職業や肩書きを言えば良いわけではないですよ。そんなことを言わなくても「あんたは誰なんだ!!」が伝わっている人はたくさんいます。
つまんない情報発信は、たんに個人の日記帳を読まされているだけのようで退屈で苦痛なので、新規顧客の目にとまらず、ましてや集客になんてつながらないというわけですね。
冒頭の「ヘタな発信」の原因をそれぞれまとめるとこうなります。
- ただの日記になっている
→「あなたは誰?」が表現されていない
- 内容が浅い
→受け取り手が欲しい情報がない
- 発信する人が浅い
→発信者の知識・技術・人間性が受け取りてに響くレベルに達していない
「発信」は誰でもできるけれど、うまくいっている人が少ない理由はこの辺りにあります。意図しなくても自然体でも、苦もなく発信がうまくいく人は結果的にうまくいく要素をおさえているのです。
しかし今自然体でやってうまくいってない場合、あるいは中途半端な場合は、私のようにセコく(笑)色々計算して発信するという戦略をとる必要があるのです。