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2021.12.10

その投稿ちょと待って。情報発信の禁じ手

こんにちは。佐藤友子です。私は情報発信についてはまずまず語れると自負しているのですが、今日は禁じ手についてシェアしたいと思います。

 

「私は人望がありません」

個人的に印象深かった相談がありました。それは「私は人望がないのが悩みです」という内容です。

 

なかなか素直で良いなと思ったのですが(笑)、それに悩んで情報発信を頑張っているようでして、ブログを読ませていただいたことがあります。

  • 読者の役に立つことを発信しよう
  • 共感できることを発信しよう
  • 興味関心があることを発信しよう

という意図によって工夫されていたのだと思いますが、確かに読んでいて「これでは人望は薄そうだなぁ」という感想を持ってしまいました(すいません)。

 

さて、どんな内容を発信していたと思いますか?

 

 

共感は集まるけど人気が出ない内容

どんなジャンルの情報発信に関しても当てはまりますので、やってしまっている人はこれをやめてみてください。

 

その人がやってしまっていたのは「他人の悪口」です。悪口にも種類と程度があります。

 

  • 被害者の会
  • 批評
  • 毒舌
  • 鬱憤ばらし
  • マウンティング

 

などなど、これらはある程度は悪口系の内容と言っても差し支えないと考えます。悪口系とは、大枠では他人を悪くいうことです。

 

実は人望が厚くなる悪口もあります。ありますが、とても高度です。たとえば有吉弘行さんのような毒舌芸人や、堀江貴文さんのように歯に衣着せない批評は支持者を増やす反面、敵も作りやすいでしょう。

 

相談者の方が発信していた内容は「被害者の会」的な内容で、「自戒を込めて、そして同じ思いをした他の人の役に立つように書いてます」というような前置きがされていましたが、中身を読んでみると鬱憤ばらしになっていました。

 

私はこんなに辛かった、騙された、もっと大事にして欲しかった、あいつが悪い!要約するとこんなようなことが書かれていて、申し訳ないのですが読み続けるととてもしんどい気持ちになってしまう内容でした。

 

悪口系には共感だけではなく救いを

確かに、同じ経験をした人は「そうだそうだ!」という気持ちになるでしょう。そういう意味ではアクセスは集まりやすいですし、SNSであればコメントはつきやすいです。悪口とは言わば、人気や実績がなくても注目を集めることのできる禁じ手のような内容なんですよ。

 

しかし炎上商法のような方法なので、一瞬注目を浴びることはできても、肝心の中身が悪口に負けているようだと興味を持ってもらえず、人望はもちろんついてきません。商売をしているなら集客にもつながらない。

 

人間だから時には悪口を言いたくなることもあるでしょうし(笑)、誰かに話さないと気が済まない!!!ということもあると思います。また、誰かの足元をすくいたいと意地悪な気持ちになって、魔がさすこともあるでしょう。

 

SNSなどでそれらを情報発信をすれば反応はとれます。一瞬人気者になれますよ(笑)。が…そんな時は目先の報酬をぐっと我慢して、ただの悪口は発信しないことです。

 

一部の人に共感はされたとしても、最終的な印象として残るのは「悪口ばっかり言っている人」です。シンプルに「この人とは仲良くなりたくないなぁ」と思われていたり、陰では自分も悪口言われてるんだろうな…。という印象を与えることもあります。

 

また、オブラートに包まない言い方をすると、悪口系の内容ばかり発信していると、言い方は悪いですが「面倒くさいお客さん」ばかり引き寄せてしまいがちです。集客としては質が悪くなるということですね。長くなるのでこの内容はまた今度。

 

では、この相談者の方はどうすれば良いのでしょうか?私なりの答えですが、もし悪口系の情報発信をする場合は、そこに救いをプラスしてあげることです。被害者の会的な内容であれば、読んでくれている人がどうすれば救われるのか?そんな内容を少しで良いので足してあげるだけです。

 

発信している本人にはその気はないのかもしれませんが、情報発信の特性上、意図しない方向に誤解されてしまうこともあります。対面ですら誤解は起きるものですから。

 

ということで難しく考えず、相手(受け取り手)に今よりほんの少し、思いやり成分を足してあげてください。それだけで反応が変わってきますよ。

 

とくに今の時代は、発信がダイレクトに集客に影響することも多いので注意が必要ですよね。

 

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