【悲報】高額商品が売れなくなっている?(前編)
こんにちは。佐藤友子です。時期的に2025年のマーケティング予測などが出ていますよね。あなたは2025年、どのようにビジネスを進めていきますか?
高額商品が売れなくなっている?
景気後退、物価高騰などで消費者のさいふの紐が固くなっている傾向があります。さらに所得税の課税基準が見直されることが決まっており(いわゆる103万円の壁というやつ)、このように状況が読めないときは不安で消費が落ちがちです。
体感的に、高額商品が売れなくなってきたな…と感じている人もいるのではないでしょうか。では対策としてどうしますか?
- 価格を下げる
- 顧客層を変える
- 商品を変える
いろいろ対策はあると思います。しかし、単純に値下げをするだけでは自分の時給が下がるだけで、経営が厳しくなりますよね。とくに、不安で目先のキャッシュが欲しいからといって、むやみやたらに値下げをしてその場をしのいでいては、いつまで経っても自転車操業で厳しいです。
根本的な解決をすることをお勧めします。
最適解
結論として、LTVを高くするべきです。LTVというのはLife Time Valueの略で、生涯顧客価値のことです。要は、1人のお客さんが離客するまでいくら利益をもたらしてくれたかという指標です。
安い価格の商品を取り扱う場合、リピート率を高くするなど工夫すればLTVは高くできます。ただし個人事業や小さい企業の場合、ある程度高額商品も取り扱うことをお勧めしています。理由はシンプルに、低価格商品だけだと経営が厳しいからです。
個人事業や小さい企業はとくに人が足りません。特に起業初期などはほとんどのことを自分でやる必要がある。限られた時間の中で売り上げや利益を作る必要があるわけです。5,000円の商品しかなければ、100万売り上げようとすると月に200人も集客する必要がある。実質難しくないですか?
そもそも集客自体の難易度が高いので、1人で月に200人新規顧客を集めるのは厳しい。サブスクなどにするとしても、コンスタントに200人は顧客がいる必要があるわけです。そして200人も顧客がいるとサポートが大変です。じゃあ誰かに頼んだら良いのでは?と思うかもしれませんが、100万円くらいの売り上げで人件費を払ったらいくらも残りませんから、現実的ではありません。
良い商品を提供しつつ経営も安定させようと思うならば、顧客の数を少なくしてその分価値を上げるのが合理的です。
高額商品が売れる3要素
でも高額商品って売れにくいんじゃ…と思うかもしれません。とはいえ売れている事例はたくさんあります。弊社クライアントでも高額商品を売っている人はたくさんいます。むしろお客さんに「もっと高いと思ってました」と倍くらいの価格を逆に提示されることも。
つまりいちように売れなくなっているのではなく、売れる人と売れない人が言うだけです。もっと言うと、売れるやり方と売れないやり方があるだけ。
高額商品が売れる要素は大きく3つ
- 信頼
- 価値
- 緊急性
ざっくり言うと、売り手のことを信頼できて、商品に価値を感じ、いますぐ必要と思えれば高額だろうが低額だろうが商品は売れます。売れなくなったと感じているのはこの3つがうまく伝えられていないだけなのです。
具体的な対策は長くなったので後半に続きます!