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2025.06.05

あなたは47歳分無駄にする(した)かもしれない

こんにちは。佐藤友子です。仕事中や移動中、ふと別のことを考えていた…ということはありませんか?この状態はマインドワンダリングと呼ばれる現象で、日本語では心の迷走(瞑想じゃないよ)、心の漂流と訳されます。

 

このマインドワンダリングには良い面もあるのですが、実際の私たちの生活では悪さをしていることのほうが圧倒的に多いので、対処法について解説します。

 

【悲報】私たちは思ったより無駄な時間を過ごしているかもしれない

2010年にハーバード大学で行われた研究によると、なんと私たちは人生のうちで47%もの時間をマインドワンダリング状態で過ごしており、その間は幸福度が低下することが示されています。

 

何かを変えたい、もっと結果を出したい!と思いつつも人間の行動の90%以上は昨日と同じものだという研究もありますが、うなづけますよね。心がフワフワとさまよっている状態が続けばそうなります。起業しよう!新しいSNSを始めよう!と言いながら「今日の夕飯どうしようかな」「他の集客方法ないのかな」「今のままで良いのか不安になってきた」「心を整えてからにしよう」とか言ってたら、そりゃ変わりません。

 

仮に人生を100年と仮定すると、そのうち47年はやるべきことに着手せず、心がさまよって無駄な時間を過ごしていることになります。ゾッとしますよね。

 

なぜマインドワンダリングするのか?

とはいえ、マインドワンダリングは無駄ばかりではありません。ひらめきや気づきを得たり、自分の価値観を考えるきっかけにもなります。

 

とはいえ…47%も必要ですかね?いらないですよね(苦笑)。ひらめきや気づきを得たら、実務に落とし込んで行動することのほうが、よほど人生もビジネスも加速させます。ではどうして人生のうち約半分もマインドワンダリングをするのでしょうか?

 

色々と理由はありますが、一説によると人間の脳は変化を嫌う性質があるため、これまでと異なる行動を選択すると不安になり、行動を変えないようにグルグル思考しだすという説があります。

 

あなたもやってみたいことがあるけど怖いなあ、と感じたり、成果が出ないからと3日坊主になってしまったことが一度はあるのではないでしょうか。私は余裕でたくさんあります!

 

結論:やりたいことがあるなら、さっさとやろう!

私がお伝えしたいのは、マインドワンダリングの時間をコントロールすることです。1日に可処分時間が12時間あるとします。放っておくとそのうち約半分の6時間は心が迷走してやるべきことができておらず、人生やビジネスを停滞させる重い錨(いかり)になっているということ。

 

であれば、グルグル考えたり不安になる時間を意図的に設けてあげると良いです。例えば、1日30分はぼーっとしながら散歩するとか、1日の終わりにノートに不安や今日あった出来事を書くとか、方法はさまざまあります。

 

マインドワンダリング自体は自動的に起きて特に意味がなく、やりすぎると幸福度の低下を招いて良いことがありません。「今他のこと考えてた!」と思ったら自分がやるべきことに戻れば良いのです。

 

慢性的なマインドワンダリングは、ADHDやうつ病、不安障害との関連も指摘されているため、あまりにマインドワンダリング状態に浸りすぎるのは危険と言えます。さまよう心があること自体は自然なことで否定すべきではないですが、グルグルしたって無駄なんだから辞めよ?で良くないですか。

 

世の中には時間術とか色々ありますが、マインドワンダリングする時間を減らすだけでも、かなり自由で幸せな時間が増やせるのです。

 

再度私からの提案です。やりたいことや欲しい結果、なりたい未来があるのなら、さっさとやってしまいましょう!グルグル考えていても現状は変わらなかったですよね?あなたが準備と称してグルグル迷って悩んでいる間に、人生の47%は無駄にすぎていきます。そんなのもったいなくないですか?こういう状態はマインドワンダリングならぬ準備ワンダリングです。

 

準備ができたからといって、成功するわけではありません。野球のルールを完璧に覚えたところで、いざバッターボックスに初めて立つと頭が真っ白になってルールなんて忘れます。ルールを覚えながら実際の試合に出るのが1番良くないですか?知識と行動が連動するので知識が技術になる精度が爆上がる。

 

怖いなあとザワザワすることこそ、やれば人生が変わります。逆に言えば、そういうことをしないから人生が変わらない。ですから、やりたいことがあるのなら、グルグルせず動いてみることが最適解なのです。

 

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