ソロモンのパラドックス
こんにちは。佐藤友子です。東京はなんとなーく春を感じる気候になってきました。そんな時には何かを始めたくなる人も多いはず。
人にはアドバイスできるのに・・・
こんなことはありませんか?
- 人には的確にアドバイスできるのに自分のこととなると自信がない
- 友達には世話焼きできるのに自分は後まわし
- 選択に慎重になってしまって結局失敗する
- 正解を探し求めて年月だけ経ってしまった
こういう状況は誰にでもあります。俗にソロモンのパラドックスと言われたりします。
みんな自分のこととなるとポンコツ
ソロモンのパラドックスとは、他人に対しては的確な助言ができるにもかかわらず、自分のこととなると適切な判断ができないことのたとえです。
旧約聖書に出てくるイスラエルの王ソロモンは国策では大変優秀だったが、個人的な利害がからむことや私生活ではクッソポンコツだった。というエピソードから名付けられました。傍目八目ってやつですね。
お恥ずかしながら、ご多聞にもれず私もそうです。自分のことは客観的に見れなくなってしまう。そんな時は必ず第三者に助言をもらうようにしています。今年のテーマは「拡大」と決めているので、積極的にいろんな人と会ったり、いろんな場所に出かけてます。
そうすると、え?私ってそう見えてたの?そんなところも強みなの?というフィードバックがもらえたり、デメリットだと思ってたことがメリットだったり、考えすぎていただけだったり。いろんなことがサクサク解決してめっちゃ気持ち良いです(笑)。
絶対正解探すマン
ソロモンのパラドックス状態になると危険なのは、絶対正解探すマンになりがちなところです。そもそも自分のこととなると正常な判断ができないので、考えれば考えるほどドツボにハマって「うーん、じゃあいいか、今のままで!」となり、いつまでも現状が変わりません。
たくさんのくじの中から、うーーーーん、どれが正解なのだろう???とずっと悩むようなものです。正解を最速で当てるには、全てのくじを最速で引ききってしまうこと。当たりくじを引く確率を上げることではありません。ハズレももちろんありますが、全部引けば必ず当たりが出ますから。
誰かにアドバイスを求めることが難しいなら、自分のことを第三者だと仮定するプレイをしてみてください。
- もし、親友が自分のような状況だったら?
- もし、パートナーが自分のような状況だったら?
- もし、同僚が自分のような状況だったら?
- もし、家族が自分のような状況だったら?
あなたはどう考えますか?なんてアドバイスしますか?
自分の大切な人かつ他人だと、思いやりを持ちつつある程度客観的に考えることができます。
- 何か始めたいことがあるけど迷っている
- やってみたいけど失敗するかどうか不安
- AにするかBにするか決められない
このような場合は、ソロモンのパラドックスを思い出して、大切な人がどんな判断をすれば一番相手の人生にとって良いのか?という視点で考えてみてくださいね。案外冷静になれますよ。
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