toggle
2020.09.10

嫌われもののマーケティング戦略

こんにちは。佐藤友子です。そもそもマーケティングってなんぞや?ときかれたら、なんて答えますか?

 

マーケティングの役割

マーケティングの意味を辞書で引いてみました。

商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。
だそうな。困ったら辞書を引くのは、案外おすすめ。つまり、ビジネスや企業活動上で考えると「効果的に知ってもらい、効果的に買ってもらうための活動」みたいな感じです。言葉は知っているけれど、うまく活用できてない…という方は多いような気がしています。

「知ってもらう」「買ってもらう」は役割が違う!

勘違いしている人がいます。たとえば、自社の商品を売りたい!と思っているとしますよね?そこでいきなり「インスタに何を投稿すれば売れますか?」という質問をされたりすることがあります。

 

そもそもなのですが、高額、高単価であればこそ、いきなり初見の人や会社の商品を購入することは少ないのです。ですから、まずは「知ってもらう」ステップが必要です。その段階を飛ばして「うーーーん、どうして売れないんだろう…」と悩む方がいますが、率直に言ってセンスがないです(笑)。

 

センスがないこと自体は恥ずべきことではないので、本を読むなり勉強するなり得意な人に教えてもらうなりするとよいでしょう。一番危険なのは、「今自分ができることをしよう!」と、自己判断で突き進むことです。そうすると、さらに見込み顧客に嫌われてしまいます(笑…えないですよね…。)

 

ここで簡単に、マーケティングのSTEPをお伝えしましょう。の前に、私自身のマーケティングがかなりうまくいっていなかった時代の話をしようと思います(本当はしたくないけど!笑)

 

ぼっちだった子ども時代

そもそもマーケティングって、商品を効果的に「広める」役割、相手との関係性を「深める」役割に分けられます。深めることができても、広めることができないと…ことビジネスにおいては「集客」ができないということになりますよね。

 

私自身は子どもの頃、物心がついた頃からぼっちでした。つまり「広める」ことがかなり苦手。でも、正直ぼっちが苦にならないんですよ。一人大好き。趣味は国語辞典を「あ行」から順番に読んでいくこと、裏山で枝の使い方を無限に考えること、図鑑をみること。でして、他人にもあんまり興味がない。幼稚園で踊りとかさせられるんですが、なんでこんなことさせられないといけないんだ…クッソダルいな…と思っていたほうでした。

 

この傾向はずっと続いていて、今でもそうです。ただし、小学校の中学年くらいになってくると、ぼっちでいると浮くようになってきます。浮くのはなんか嫌だなと思い始めました。外面を意識し始めるわけです(笑)。子どもの頃は、接する世界がすべてなので、「こいつはぼっちだ!と思われたくない」みたいな気持ちが出だしたんですよ。まぁ今考えると、あえてぼっちの子どもがいてもよいと思いますが。

 

しかしなかなか人との距離感がわからず、どうやったら好かれるのか、嫌われるのかがよくわからなかったんです。つまり、自分のことをどのように外に打ち出せば、広めれば効果的か?ということがわからなかった。「人は人、自分は自分」で別にいいじゃない。みんな違ってみんないいじゃない。と思っていたので、特に嫌いな人とかもいませんでした。なのに、ハブられたりいじめられたりする。「私はあなたのことを嫌いじゃないのに…なんで…」と思ってたんですよ。

 

中学生くらいになると、なんとなく「察する」ということを学ぶもんでして、「周りと何かが違う」と判断されるとはじかれるんだなと気付き始めます。「佐藤さんって周りをバカにしている」と言われたことがあって、とてもショックを受けました。つまり、それが外から見て私が与えている印象だったのです。私はそんなつもりはないのに、そういう風にとる人もいる。極端にいえば、それが私がやっているマーケティングということです。

 

思い浮かぶ具体的なエピソードといえば、コミュニケーションが得意ではないけれど成績だけはよかったこととかです(勉強がたんに面白くて、好きだったんですよ)。学校の勉強が簡単でつまんないという理由で塾に通っていましたし(←もうこの時点で嫌いな人は嫌いだろう)、100点ばかりとると睨まれたり陰口叩かれたりするもんで、わざとちょっと間違えて97点とか98点とかとったりしてました(←確かにこういうのもバカにしてるといえばそうだわな)。あとは試験問題が不適切問題だと指摘したりとか(←こういうのもカッとなる先生もいますよね)。

 

もうちょっとうまくやる要領と頭の良さがあればよかったのになぁと今振り返って思います(笑)。嘘をついたり演技をしたりすることができないもんで、思ったことがストレートに伝わってしまう性格なのが、私の特徴です。

 

そんな自分を、どう活かすか?

と、ここまできて、自分の資質は変えようがないことに気がつきますし、おそらく読んでくださっている方も、変えようもない特徴や資質があるということを、なんとなく自覚しているのではないでしょうか。そして、あわよくば、その資質を活かして「知ってもらう」「買ってもらう」というマーケティングができれば、最高だと思いませんか?

 

私は子ども時代の黒歴史(とはあまり思ってないですが。笑)を鑑みて、マーケティングをうまく行かせるためには、「自分を知ること」が第一だと考えます。その上で、市場を分析し、具体的な方法をとっていくのです。簡単にですが、順番に解説していきましょう。かなりざっくりと略して書いてありますので、わからない用語等があれば調べてみてください。

 

STEP1:自分(自社)を知る

キャラクター、特徴、周囲から見たポジション、相対的にすぐれている部分などを徹底的に洗い出します。(ちゃんと方法がありますよ)

 

STEP2:広める

効果的に知ってもらえるチャネルを選定し、まずは自分(自社)のことを知ってもらいます。SNSの「発信」もだいたいここにあたります。

STEP3:深める

見込み顧客との関係性を深めます。マーケティング用語で「教育」とかいいます。ツールで言えば、メールマガジンやLINE、電話のやりとり、SNSでの交流があたるでしょう(SNSの中でも、発信と交流は役割が違いますよ)。

STEP4:提案する

見込み顧客に商品なりを提案します。効果的な提案の方法が様々ありますので、これも必ず効果的に選択すべきです。

STEP5:顧客を後追いする

やっている人や業者が少ないですが、販売して終わりではありません。顧客からすると、購入した時がスタートです。この「後追い」を丁寧にやれるかどうかで、事業の発展性やLTVが変わってきます。また、STEP5で得た情報を、STEP1に活かすこともやるべきです。
以上、まったく詳しく書いていないので、「何をどうすべきか?」レベルまではわからないと思いますが、ざっとこんな流れです。このような流れを「個々にフィットした形で」行えば、たとえば私のような「ぼっち力」しかないような人でも、うまく「広める」ことができます。
上記で書いたように、マーケティングには手順があります。↑ではちょっとしか書いていませんが、知らずにやるのは失敗が確定しているようなものですから、必ず全体像を掴んでから着手すべきです。わからない人は、本を読んでみるでもよいでしょうし、わかる人に聞くことでもよいでしょう。

 

ちなみに私は、最短で確実かつ着実にゴールにいきたいタイプなもんで、必ず誰かの知恵を借りるようにしています。そのほうが、自力でやるよりはクオリティが高く、お客さんや世の中に対して貢献できることの質が高くなると考えるからです。

 

質の低いサービスを提供するのは、販売者側の怠慢だと考えます。まぁ、そういう商品は売れないですよね(笑)。逆に考えれば売れるということなので、「売り上げを伸ばす」「売れる」「事業を成功させる」というのは、私たちから言えば、実は簡単ということになりますね。

 

友だち追加

 

この記事を読むとあなたの経営力がさらに上がります