「震えるほど悔しかった」ストーリーが教えてくれたこと
こんにちは。マーケティングコンサルタントの佐藤友子です。突然ですけど、仕事をしてて「もーめっちゃ悔しいっ!」って思い、したことがありますか?誰しも1度はあるんじゃないか?って思いますがどうでしょう?
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夢もプライドもぐちゃぐちゃに潰れた経験
私が絶対に戻りたくない期間があります。それは、「社会人1〜3年目の時」&「看護実習の時」です。なぜかというと辛かったから。笑
今だから言えることですが、看護師という職業を選ぶ人って「あたたかすぎる」って私には眩しく感じるときがあったんです。患者さんの立場にはなれない・変われないのに、感情移入をすることって無責任なんじゃないか?そんな思いが私にはあったんです。「わかるわかる」と一緒に涙を流したところで、患者さんやご家族が家に帰ると一人なのですから。
「わかる」って何?感情に流されて見えなくなっちゃうことがあったら患者さんはどうなるの?
私にとってはたくさんの仕事の一部でも、彼らにとっては一生のうちの大事な選択であり、そのサポートをしている。なので私が大事にしていたのは、「相手のためになりたい」「力になりたい」という気持ちはありつつも、「彼らの生活」に戻ったときに困らないように力を添えること。これが役割なんじゃないかな?って考えてたんです。
そんな私の持論はありつつも、実際に現場に出ると患者さんは共感を求めていらっしゃるという実情がわかりました。感情を示すスタッフの方が評判も良く、患者さんからの信頼も厚いのです。だから学生のときに実習に出ても、「あなたは人の気持ちがわかってない」と言われ、だけどどうしていいのかわからず、毎日泣いていました。
しかも現場では教科書の知識すら難しいのに、さらに教科書には載っていない予想外のことが起こり、その上正解はない。。当然のごとく毎日現場の指導看護師にこってりしぼられて、教員に叱られて、なんの手応えもないまま記録を書いて・・・という日々が続きました。まー心が折れました。実習仲間が救いでした。
就職した後も、看護師1年目で母の末期ガンが発覚し、メンタル的にも不安定になった時期があったんです。気持ちが落ち着かず、当時の職場にはだいぶ迷惑をかけたことを覚えています。同期とも距離ができ、相談できず、成長も遅れをとりました。同期はすでに責任のある仕事を任されていたけど、私は雑務のようなことばかり。。実力も心理的な距離もどんどん開いていきました。
「佐藤さんって足手まといなんだよね」のような、意地の悪い嫌味を表に見えないように言う先輩もいらしゃいました。すっかり自信もなくしていたので、チャレンジも怖かった時期でもありました。患者さんとの約束を忘れたり(〇〇持ってきてとか)して信頼を失い、特定の方のお部屋に出禁になったこともあります。そのお部屋からナースコールが鳴ると私は行けないので、「はぁ、佐藤さん行けないもんね。」と言われることも。自分の責任なのですが、頑張りたいけどメンタリティーがついてこない時の気持ちは辛かったです。
患者さんから信頼を得れないことは当たり前に辛いですが、協力して働くスタッフに評価されないというのも、職業人としてはすごく辛かったです。一番悔しかった出来事は、後輩に鼻で笑われたことです。何か私が意見をしたことに対して、違うと思ったのでしょうけど、立場は私の方が先輩なのではっきり言えず、他のスタッフや先輩に目配せして同意を求めるように、大きくため息をついて「はぁ〜わかりました」って鼻で笑ってました。(伝わってます??この感じ)
こういうことができるということは、先輩方も私の後輩たちの目の前で「佐藤さんってしょうがないよね。。」っていう話をしてたんだろうな。って察しました。だから形式的に目上だとしても、「佐藤さんはバカにしてもいいっしょ」っていうくらいの認識になってる。まーなんとも屈辱的です。しかもそーゆーことをやってくるような後輩なので、長いものには巻かれるキャラだったので、気にするまでもないことなのでしょうけど、、、
私はこの状況が震えるほど悔しかった。今思い出してもイライラしてきます。笑 見返してやりたいという気持ちもあったけど、それも取り組む過程を想像したら虚しかった。「思い」だけでは仕事ができないんだ。って思い知った時でもありました。でも当時の職場には、とても感謝しています。現実問題として「使えないナース」な私に仕事を割り当ててくださり、なんとか育てようとしてくださる先輩もいたので、その存在に救われていました。
「部長にかけ合ってもいいのよ」
実力と実績をコツコツと誠実に積んでいくしかない。落ち着こう。と思い、日々担当した患者さんの病態や内服薬などを復習し、背伸びしないようにしました。周囲から遅れているの事実だし気にしても仕方ないなっと。日々できることを精一杯やったのです。周囲のスタッフが慣れて見逃しちゃうようなことも、確実にやるようにするとか。
そうしていたある日、ちょっとした事件が起こります。とある患者さんの異変を、私が病棟内で一番最初に発見し、対処するという出来事がありました。一刻を争う処置で、患者さんは一命をとりとめ、教授回診でも「佐藤さんっていう看護師さんが対処してくださったそうで」とナースが褒められて師長がめちゃくちゃ喜んでいました。まさか佐藤さんが。。って先輩たちもびっくりしてました(笑)。
その時年度末で私は退職が決まっていたのですが、師長が「あなたが残りたいっていうなら、部長に掛け合ってもいいのよ。この分野をやりたいって思うなら、言おうか?」ってご提案くださいました。「もう決めてるので結構です」とお答えしましたが、やっぱりこうした事実が評価されるんだなって実感した出来事です。この時の師長にもとても感謝しています。
この頃になると、人にどうこう言われるのはもうどうでもよくて、自分にできる最善策をコツコツやって、失敗したり傷ついたりするのを恐れず、何度もトライしていけばいい。と思う得るようになりました。そしてそれが何よりの近道だとも知りました。行動すること、新しい一歩を踏み出すことは、確実に自分を成長させてくれることも気づかせてくれました。
自分を変えるのは、立派な思いやプランではなく確実に行動すること。それに見栄を張らず素直に向き合っていくこと。そしてそこから新たな行動を探すこと。それでしかないんだなって思ったんです。
患者さんは「リアル死ぬほど」頑張ってる
そして患者さんと接していても思うのは、彼らは「リアル死ぬほど」を実感しているということ。私が新人時代に感じたことなんて、もしかしたら余裕があるから感じる「悔しい」なのかもしれません。まだまだ甘いなと思いました。
緊張感を持って日々命と戦っている人々は、弱音を漏らすことはあっても、逃げられない状況にあるので毎日を大事に生きているのが肌感覚でわかります。患者さんには「私まだ本気出してないんじゃないかな?もっとできることあるんじゃないかな?」ってことをすごく教えられました。
よく「死ぬほど」っていう表現がありますが、「リアル死ぬほど」を体験している方と接すると、本当に人生観が変わるほどです。
プライドは何度だってズタズタに
ジョブチェンジをしてからも、もちろん1年生から始めるのでしんどいこともいろいろありました。集客しても反応がないとかは、看護師1年生のことを思い出すと、初心者はできないのがむしろデフォルトだから落ち込めるって逆にすごい!って思えてくるので、できないことを後ろ向きに捉えることはありませんでした。
何かやり方を変えればできるはず。何かが今はできてないだけ。改善すればよくなる一方だから大丈夫!そんなポジティブな思いを持つことができたのは、辛い社会人新人時代の経験があったからこそだと思います。あの時逃げなくて本当に良かったと心から思います。
コンサルタントとして実績を積む過程で一番辛いと思ったことは「この方の力になれてるのか?」と実感が持てない時で、ワクワクする未来だけではなく現実をどう動かすか?という具体的な話をした際に「PCができないから嫌だ」「決定まで全部してほしい」「もっと褒めてほしい」など、本人のためにならない答えが帰ってくる時、「この対処で本当にいいのだろうか・・・」と思うことはたくさんありました。
かつその人が他のコンサルタントのところに行って、「あり方を認めようよ!」的な満足度と自己認証感に重点をおくグループに所属してみんなでワイワイすることで結果的に現実逃避をしているけど、本人はとても楽しそうな表情をしているのをSNSで発見した時には、「成果保障をする私のやり方ってこの人は求めてなかったのかな。。」と落ち込んだりもしました。
自信をなくすことは何度となくありましたが、一生学びの期間。そう思うとくだらないプライドはどうでもよくなってきます。何度でもプライドはズタズタになってもいいのです。
ドリカムの「何度でも」はめっちゃ名曲!!
今のあなたは必ずよくなる!
今の仕事で「どうやったらもっと集客できるんだろう?」「もっと影響力が増すんだろう?」「リピーターさんが増えるんだろう?」なんていうことを考えたこと、誰にでもあると思います。また、「あー!私はなんてダメダメなんだろう?」「もうずっと無理なのかも」「才能ないなぁ」「向いてない、やめよっかな」とかとかとか。。。色々と悩んだこともあるはず。
でも、悩めるっていうことは改善点があるってこと。悲観的に考えず、「どーやったら今よりも少しでもよくなるのかな?」って考えて、小さく改善していけばいいのです。小さい改善であれば、大きな改革よりも怖くないですから、ハードルも低くなります。
もし、もう八方塞がり!!って思うことがあったとしたら、今目を向けるべきことに向かってみてください。きっと何かがすぐに変わるはずです。ぜひ今後何か、お力になれることがあれば嬉しく思います。
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