気まずい時こそ…人間の本性が出る
こんにちは。佐藤友子です。突然ですが最近、ひとつ大きなお別れをしました。
目次
ひとつの大きなお別れ…
それは…長年習っていたお花(華道)とのひとときのお別れです。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、私はいけばなを習っていまして、師範的な免許も実は持ってるんですよ。(すげーでかい木の看板…これどうするの的なやつ。まぁ納戸でねむってますが)
私の作品が、華道界の雑誌に載ったこともあります!(えへん!)
自社の経営のほかに、懐石料理やさんなんかに、花を生ける仕事もしてるんですよ。結構渋めのやつ。まぁ私の自慢はこのくらいにしておいて(笑)
率直にいうと、時間的なリソースが、今だいぶなくなってきていて、いったんお稽古等を休もうという決断をしたんです。言っても10年以上同じ先生に師事していてとても期待してもらっていたので、「いったん休みたい」と告げるのが、とても気まずいと言うか、正直言いにくかったんですよね。
ただ、私の人生を考えた時にやっぱり体ひとつなので、今集中できることに、全力でリソースを傾けたい!!!と思いました。
つまり、この会社の経営に関して、すべてのリソースを注ぎ込みたい!という気持ちが今の私の正直な情熱対象なので、「仕事に集中したい」と先生に伝えたんです。いやーこれ本当に、実は1年くらい前から、シミュレーションしてたんですけどなかなか言い出せず…。
正直に
「今は仕事に集中したい。けれど、お花が好きな気持ちは変わらない。先生からずっと習いたい気持ちも変わらない。だから、1年くらいとか、落ち着くまでお休みさせて欲しい。」
というような内容を伝えました。
そうしたら、
「人生いろんなライフステージがあるからそれに合わせて続けられれば良い。私は佐藤さんに期待しているよ。」
とおっしゃっていただきました…。
こういう時、何かと理由をつけて、本当の理由じゃないことで逃げる人っていますよね。
けれど、なぜか相手には伝わってしまいますし、嘘の理由だと交渉が無駄に長引きます。何より、私はストレートなキャラが
チャームポイントなので(笑)、下手に嘘を言わないほうが、人間関係がうまくいきやすいことが過去の経験からわかっています。(つまり、キャラ的に基本アホの子です)
私みたいに、何でもストレートに言わなくても良いのですが、ビジネスをしていると、いろんな人と取引をすることがあります。
接し方で年商がわかる!?
だいたい接し方で、
「この人は儲かってるな」
「この人は今は駆け出しだけど資質があるな」
「この人は行っても月商100〜200万円くらいが限度だろうな…」
「この人は毎月馬車馬なんだろうな」
など、状況がわかるようになりました。
その見分け方の一例として、「相手への対応の誠実さ」という指標があります。言葉の通りですね。
ビジネスというのは、人間関係が基本にあります。ですので、人間関係がうまくない人は、極論ですがビジネスも下手な可能性は高いです。
調子が良い時は、誰でも良い対応ができるものですが、そうではない時にどういう対応をするのか?ということで、人の本性がわかると言われています。
2018年に発表された、オハイオ州立大学での実験に関しての論文で、「人はトラブルになると本性が出る」というような結論を研究者が出しています。
興味ある方は翻訳して読んでみてくださいまし。
→ https://www.nature.com/articles/s41467-018-05994-9
よく漫画の題材とかで、こういうのよくありますよね(笑)?無人島でサバイバルゲーム的な…。それが現実でも起こっているんですよ。
「気まずさ」から墓穴を掘る人々
ビジネスをしていると、良い時ばかりではありません。トラブルだってありますし、予期せぬこともおきます。そういう時に、「どのように対応するのか?」ということは、如実に人間関係に影響を与えます。
・久々に連絡するから気まずい
・お断りをするから気まずい
・やりたくないことをやりたくないと言えない
・できればフェードアウトしたい
・支払いができないから恥ずかしい
・判断を先のばしにしたい
・相手に嫌われたくない
・良い時だけ報告や連絡をしたい
などなどなど…
このような理由でフェードアウトする人もいれば直接面と向かって言うのが嫌、もっと言うと「自分の」心証を悪くするのが嫌なので、「NO」を言いたいのに、なぜか無駄に感謝の言葉で締めくくってきたりする人もいます。
言い方が悪いですが、自分のことしか考えてないですよね…。だからビジネスでうまくいってないんですよ。あるいは、
利己的な人しか周りに集まらないんですよ。
逆に言えば、こういう「気まずい時」だからこそ、誠実な対応をしてくださる方は、「ああ、この人はこれが本性なんだな」
と判断できるので、今後も付き合っていきたいな。私も誠実に対応したいな。と心から思えます。
おまけ:箸にも棒にもかからない「感謝クラスタ」
ちなみに、なんでも「感謝します!族」みたいな人は、んなことはできて当たり前なので、ピンチの時の自分の対応のほうをよく振り返って改善してみたらどうかと思いますね。そのほうが、よほどビジネスにも人生にも良い影響があるはずです。
こういうことを、ビジネスの実践をとおして学んで身につけて、再現できるようにして欲しい。という思いから、弊社が主宰しているカリキュラムには、「実践型ビジネススクール」という名前がついています。
誠実に着実にビジネスを成長させたい!という方ばかりが集まってきてくださっているので我ながらとても良い環境だなと思っています。今後もこの環境をもっともっと、良いものにしていきたいです!