「脱・脇役」しませんか?
こんにちは。佐藤友子です。「自分は自分の人生の主役じゃない…」なんて思ったことはないですか?
脇役のまま、人生を終えたくない!
弊社業務はマーケティング・起業・経営系のサポートなのですが、最近おもしろい傾向がわかってきました。
とくに起業初期やこれから起業する人にありがちなのですが、心の底に「脇役のまま、人生を終えたくない!」という気持ちがあるということです。
ほとんどの人は「みんなの主役」になりたいわけではないのです。ステージの真ん中でスポットライトを浴びたいわけでもない。そうではなく、もし自分自身の人生に脚本があるとしたら、自分の人生脚本の脇役で終わりたくないという意味です。「自分の人生の主役」になりたい。
私も気持ちはよくわかります。
私は前職で看護師をしていました。とても素晴らしい仕事だったのですが、自分にはしっくりきていませんでした。言葉で言い表し難い居心地の悪さを感じていました。
輝いている同僚と一緒にいると、喉の辺りがギューッと締め付けられるような、そんなしんどさがありました。
今の現状をどうにか変えたい、でもどうして良いのかわからない。そんなふうに過ごして何年も経っていたのです。そしてふと、ある日心底ゾッとしたのです。
鏡を見ると、じわじわ歳だけとっていく…
そんな毎日に気づいた時、鏡の前で「ヒッ!」と声をあげてしまいました。比喩ではなく、実際に声が出ましたよ(笑)。そうか、気持ちだけあっても何も行動できていないなら変われるわけがないよな。そう痛感したのです。
そうして一念発起して色々勉強して行動した結果、今に至るわけですが、人生の岐路にはいつも大きな決断と選択がありました。
常に「今の自分よりも背伸び」をしてきたからこそ、私は変われたのだと確信しています。
人生の脇役を抜け出す方法
人生を変えるシンプルな方法があります。「方向転換のレバーを押す」ことです。どういうことかというと、今までの人生は、これまでの自分の集大成ですよね。
ということは、何かを大きく変えたい場合、大きな方向転換が必要ということ。今までの自分と同じ選択をしていたら、行き着く先は今の自分の延長線上です。なんにも変わらない。
意識を変えなければ、行動は変わりません。そのために、今の自分ではドキドキするような、落ち着かないような選択や決断をする必要があります。少なくとも私の場合はそうでしたし、経営者や偉人の伝記等を読んでいても、うまくいっている人には必ずターニングポイントがあります。
そしてターニングポイントでは必ず大きな決断をしています。それが「方向転換のレバーを押す」ということです。
自分の心が落ち着く選択と決断ばかりしていては、以前の私のように、単に鏡を見るとじわじわ歳をとっている不安いっぱい人間の一丁あがりです。気合だけはじゅうぶんだったりするのが、タチが悪いですけどね(苦笑)。
「方向転換のレバー」を押す決断をするために、悩んで悩んで結局押さない人も多いです。悩むとすごく疲れるので謎の達成感がありますが(苦笑)、結局レバーを押さなければ何も変わりません。こういうケースは、実は悩むのが好きで変わるのが怖い人にありがちです。喉元過ぎれば熱さも忘れるもので、また時間が経ったら同じようなことで悩みます。
もう2022年も3月になりました。そろそろ新年度が始まります。世の中では暗いニュースも絶えません。しかしこんな不安な時代だからこそ、自分や大切な人を守れるようになるために、あなたにとっての「方向転換のレバー」を押してみてはいかがでしょうか。私からのささやかな提案です。
なお、今も確かに鏡を見るとじわじわ歳をとっていることには変わりませんが(笑)、気持ちは落ち着いています。自分の人生の主役は自分だという自覚が持てるだけで、視界がぱぁっと開けたような清々しさがありますよ。実際に決断の数だけ、現実の人生が変わりましたしね。
レバーを押す決断ができれば、の話ですが。