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2017.09.06

つかむ勇気、捨てる勇気

こんばんは。マーケティングコンサルタントの佐藤友子です。私自身、「高額商品」と言われる単価数十万円のものを販売できるようになり、そしてクライアント様にもそれを実現していただけるようになり、知ってしまったことがあります。それは「つかむ・捨てる」のさじ加減です。

 

稼げない人(会社)は〇〇がすぐ隣にない。

 

最初は誰でもなんでも半人前からのスタートで、結果を分けるのは、「変化」を嫌わず恐れず、受け入れる習慣があるか?ってところに尽きると思います。

 

例えば私は4年前までは、セールスとは無縁の病院勤務、しかも看護師でしたので、「売る経験」って皆無でした。でも変化したい!という気持ちがそれまでの人生のいつよりも強かったので、当時の私からしたらとっても高額だと思った約30万円のマーケティング(ビジネス)スクールを購入しました。当時の私にとって、そのスクールを購入することは、新しい自分になる権利を手にすることでもあり、また、30万円というお金を手元から失なうということでもあります。そして金銭的なもの以上に、今の自分から「変化する」という大きなストレスを受け入れるということだったのです。

 

そう、それは「変化をつかむ勇気、安定を捨てる勇気」が必要だったのです。私が一番勇気がいったこと。それは「変化すると決める」ことでした。なんで売り上げが上がらない、成果が出ないのか?と言うと、結局のところ今の自分にできることしかしないからです。「変化」できる新しい考え方を取り入れないと、いつまでたっても今のままです。私はその環境が続くことの方が恐ろしかったのです。

 

 

よくあるマンガの脱出劇とかで、密室にだんだん水が溜まってきて、もうだめだ!こりゃ息ができなくなる!鼻先が水に埋まる!溺れるーーー!!!嫌だーーー!!!みたいな感覚です。(例えが微妙w)

 

じゃあ当時の私に何があったのか?と聞かれれば、「変わりたい。それもものすごく強く。」と言う気持ちひとつだけです。その気持ち(動機)がどのくらい強いのか?で本当に変われるかどうか?が決まります。だから結局、変われないっていう人は、「変化をつかむ勇気、安定を捨てる勇気」が強くない。っていうことにつきます。

 

ラクになる禁句=「まだ私には早いので」

 

よく、こういうことをおっしゃる方がいます。「私にはまだ早いので、今できることをしてから・・・」それ、本当でしょうか?「まだ早い」って思うこと自体が、変化を受け入れきれてないっていうことです。ちなみに私は販売する側として、「本当にまだ早い」と判断する購入希望者がいらした場合はお断りします。お金と時間を無駄にして欲しくないので。売り上げを重視したら売れますが、他人を不幸にして売り上げを立てるくらいなら、私はこの仕事をやめます。なので、買いたい!とおっしゃっていただいても、数十万円の商品のご購入をお断りしたことも何度もあります。

 

「変化」はストレスです。だから「まだ早いので」っていう大義名分があれば変化のストレスを避けることができます。同じく、安く済まそうとすることも一緒です。「高額投資できる覚悟がない人は高額稼げない」っておっしゃる方がいますが、半分あってて半分間違ってます。

 

確かに、例えば「30万円の商品を購入する」と言う経験をしたことがある人は、その時のポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも、期待にワクワクする気持ちも、不安に押しつぶされそうな気持ちも全部わかるので再現できます。でも安い商品しか購入したことがない人は、「30万円の壁」をどうやって相手に超えてもらったらいいか?がわからないのです。だから、どんな言葉をかけていいのか?どんな説明をしたらいいのか?もろもろがわからないのです。そういう意味では合っています。

 

そしてもう一つ、必要なのは「高額投資の覚悟」じゃなくて、「お金を失うリスクと引き換えに、新しい自分を手に入れる勇気」と言うリスク管理の視点なのです。高額投資をできればお金を稼げるようになるのではなく、その先の「行動を習慣化して変化する」「さらに変化を習慣化する」と言うところまで行着かなければ意味がないのです。

 

例えば1日を1時間長くする簡単な方法は、1時間早起きすることです。だけどそれがなかなかできません。早起きはしんどいからです。「変化し続ける」っていうことは、早起きですら辛いのに、自分自身の収入に関わること、他人が絡んでくるとなおさらです。だから「今はまだ早い」になるんです。そうすれば、変化を先延ばしに出来ます。そっちの弊害の方が恐ろしいのに。。

 

ノウハウコレクターの正体

 

以前、弊社で主催するビジネススクールに、他の塾などで成果が出なかったと言う方が来てくださったことがあります。しかしカリキュラムを実行していただく中で「今まではお金を出せば講師がやってくれるのかも?って心のどこかで考えてた。だけど自分で考える、実行する、変化するってことができないと、何をやっても無駄なんだなって気づきました。」とおっしゃってくださった方がいらっしゃいます。もともととっても仕事ができて頭のいい方だったので、考えつくことも賢い感じだな。。さすがっすm(_ _)mと思いました。そして、素直にこのように伝えられるこの方の心構えが、大変素晴らしいと感じました。これを伝えることもある種の「勇気」です。自分の非を人に話すのって、勇気がいることもありますよね。

 

まずは自分が「変化を怖がってるかも??」って認めてみること。そして小さな変化を日々起こしてみること。それが近道かなと思います。毎日の行動範囲・接する人・行動が決まっちゃってる人は、習慣も決まっちゃってて、変化と共にないんです。そうすると高慢になり、頑固になり、「今の自分にできて変化できること」を探しがちです。それが「新しいノウハウ」です。つまりノウハウコレクターとは、「新しい自分になるための出費」は習慣化しているけど「変化するための行動の変化」は習慣化していない人のことです。だからどんなにいいノウハウを購入しても、一向に稼げるようにならない。ノウハウが悪いんじゃないって自分でもうすうす気づいているけど、でもできないんです。これは本人が一番辛いよな。って思います。

 

そこから脱する方法はただ一つ。「変化をつかむ勇気、安定を捨てる勇気」です。心当たりのある方は、ぜひ明日から、いや!今から動き出してください。些細なことでいいんです。つかむことは捨てることです。「何もかもあきらめない」方法よりも、まずはひとつだけでもいいからつかむ。その方が絶対に近道なのです。今から変化を選択していけば大丈夫。人間は本気になれば、いつからでも変わることができます。その可能性は私も信じています。

 

あなたは「変化すること」が、習慣になっていますか?(※注 実は「大丈夫!」って人が一番危ないパターン)

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