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2020.02.26

新型コロナウイルスと小規模ビジネスの危機対策

こんばんは。佐藤友子です。新型コロナウイルス の影響でさまざまなイベントが中止になったりと、消費に影響が出ていますね。個人や中小企業はすぐにその打撃を受ける人が多く、不安になられているのではないかと思います。あなたやあなたの周りはどうでしょうか?

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(ブログランキングの応援ありがとうございます。今日は新型コロナウイルス 対策とビジネスについてです)

 

ウイルスの影響はいつまで長引くか?

新型コロナウイルスに関連するイベント開催の自粛などが相次ぎ、政府も2月26日から2週間のイベント開催の自粛要請を発表しましたね。未だワクチンがないことや感染拡大もあいまって、人々の恐怖も拡大しているように見えますよね。実際問題、私たち人間は「未知のもの」ってすごく怖い生き物でして、こうなるのも予測できます。

 

東日本大震災の時にもありましたが、全体的に「自粛ムード」が続き、景気が冷え込むことが想像できますよね。2009年に新型インフルエンザと言われるH1N1型のインフルエンザが流行しましたが、この時も日本に渡航する人が前年比で18.7%減少し、内需(国内の需要のこと)が減って景気が冷え込みました。

 

この新型インフルエンザは2009年6月に、感染による警戒水準をパンデミック(広範囲に及ぶ感染拡大)を意味するフェーズ6とWHOに宣言され、翌年2010年8月に終息をむかえました。その間14ヶ月、1年以上かかっています。※現在はフェーズの区分はなくなっています。

 

新型コロナウイルスは、WHOの発表では「パンデミックに該当しない」というのが、今のところの見解です。たいがいのウイルスは乾燥して気温が低い状態を好みますから、インフルエンザやSARSをはじめとしたウイルスは、日本の冬のような環境が大好きなんですよね。暖かくなってくれば、自ずと感染力は低くなるでしょうけれど、コロナウイルスが私たちに与えた影響というのは、事業主であれば収束に関係なく考えておく必要があるでしょう。

 

今後もオリンピックの開催はどうするか?という課題や、2009年のインフル流行の時のように、来日する人が減ったり、日本製品が風評被害を受けることもあるでしょう。こうしたじわじわと長引く二次被害も心配ですよね。

 

 

コロナがもビジネスに与える影響とは?

例えば、イベントや路面店、飲食店、旅館などを営んでいる方々は、打撃が大きいのではないでしょうか。ヨガスタジオ、スポーツジムなどの多くの人と接する職業、リラクゼーション・エステサロン、整体院など、体に直接ふれるようなお仕事もお申し込みが減っているかもしれませんね。

 

こうした社会的に大きな出来事はどういう意味を持つのか?というと、本質的には「世の中の変革の速度を速める」という性質があります。

 

大切なのでもう一度言います。社会的に大きな意味を持つ出来事は、「世の中の変革の速度を速める」性質があるのです。

 

例えば、テレワークやフレックスタイムなどの推進がこれまでもすすめられてきましたが、このタイミングで「やらざるを得ない」という領域にきています。ですから、これまでテレワーク移行に向けてすすめていた企業とそうでない企業とでは、焦り度もさることながら、実質の運営に差が出ています。

 

これはキャッシュレス決済などもそうで、今後感染拡大ではないにしろ何かのイレギュラーな事態があった時に、打撃を受ける企業とそうでない企業にわかれそうだなと予測がたちませんか?病気になってから死ぬほど後悔する人がいるように、まさに「後悔先に立たず」なのです。ということで今起こっていること、また「起こりそうなこと」に向けても、私たちは冷静に準備を進めていく必要があるわけですよね。

 

結局どうすべきなのか?

コロナウイルス の感染に関しては、できる限りの予防と、免疫力をつけるための生活習慣の改善をしたほうが良いです(なんか当たり前なことを言ってますが…)。

 

ビジネスへの影響に関しては、「じゃあ今ビジネスのことを学ぶのは意味がないんだ」「消費が冷え込むから何もかもダメだ」「ビジネスとか言ってる場合じゃない!」なんて極端に考えるのではなくて、「じゃあどうする?」の対策をすることです。ここでの論点は2つあります。1つは、世の中の困っている人に対しての対策です。どうしても私たちは、恐怖を感じた時はマイナス思考になりがちです。まぁ、仕方ないのですが。

 

ということは、世の中の人たちみんなが不安になっているということ。困っているということ。それはかわいそうですよね。あなたのビジネス、あなたができることを使って、何か助けてあげることはできませんか?「自分のビジネスが冷え込む!」と、自分ばかりに目線がいっていると、忘れてはいけないお客さんが不在になりがちです。そこに今一度、スポットライトを当ててみてください。

 

もう一つは、ビジネスモデルの見直しです。どうしても、従来式の「足をはこぶ」というビジネスモデルに頼りきってしまうと、このような事態で収入が途絶えてしまいます。そうではなくて、「不測の事態がおこったら、どうする?」ということを常に考えておくことです。具体的になにをしたらいいの?ということはここでは語りきれないのと、個別の事例検討が必要なので、弊社の講座「実践型ビジネススクール」などでシェアしています。

 

こうした時代の流れや不測の事態は避けられないものなので(厳密にいえば、不測の事態も時代の流れに含めても良いんだけど)、たんに「儲かる!」「すぐできる!」というビジネスに飛びつくのではなく、世の中の流れを読んだりつかんだりする目を育てることが必要です。そうすることが、ビジネスを守ることもそうですが、ひいてはお客さんに貢献できるということになりますよね。

 

ピンチはたびたび訪れるものなので、単にピンチで終わらせたり、ピンチになったからもうやめる!ということでは先行きが短すぎます。

 

故・野村克也さんの「生涯一捕手」という言葉をお借りするのはおこがましいように感じますが、私は医療業界が長いもので「生涯一ナース」でもあるのだなぁと日々感じます。公衆衛生や、世の中の人々の生活というのがどうしても気になります。私に何かできることはないのかなぁと。ということで、ビジネスや経営はもとより、これからもあなたにとって何かお役に立つ情報をお届けしていきたいと再確認する今日この頃です。

 

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