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2020.12.11

負けが確定する人生

こんにちは。佐藤友子です。私たちはよく「勝ち負け」という尺度で物事をはかったりしますが、いったいどういうことなのでしょうか?

 

「もしもこれからもずっと、〇〇だったら…」

昨日、弊社が提供するカリキュラム「実践型ビジネススクール」の説明会&体験コンサルをしておりました。ありがたいことに、ここのところ毎日お申し込みがあります。年末だからですかね(笑)?やはり2021年が近いので、来年以降どうしようか?と真剣にお考えになる方が多いのでしょうか。

 

昨日お話しした方のお悩みを伺ってみたところ「このままの状態が続くと思うと、すごく嫌になる」とおっしゃっていました。私も起業を本格的に志した時、同じようなことを思ったので、わかるなぁ…と思いました。

 

あなたも、いったん考えてみてください。「もしもこれからもずっと、〇〇だったら…」〇〇には、今の状態を入れてみてください。「これからもずっと、今の会社で働いていたら」「これからもずっと、売り上げが上がらないままだったら」「これからもずっと、扶養内から抜けない生活だったら」「これからもずっと、自転車操業だったら」「これからもずっと、太っていたら」なんでも良いです。今ご自身でちょっとでも悩んでいることで考えてみると効果的です。

 

勝ち負けは時間軸の長さで決まる!?

昨日ご相談くださった方は、ご自身の将来を長期的に考えたときに、「今は別に不幸じゃないし、満足もしている。けれど、今後の長い人生を考えたときにこのままではいけない気がする」とおっしゃっていました。とても賢明だと思います。

 

私たち人間は、どうしても今困っていなければ「まぁ良いか」と思ってしまいがち。けれど、冷静に考えてみてください。困ってどうしようもない状態で動き始めても、もう手遅れ!ということは多いのです。実際に私の母は、病院嫌いで健康診断に毎年いかず(当時の職場も検診を受けさせておらず)、ステージⅣの状態で胃癌が発見され、告知から1年後に54歳で亡くなりました…。治療として胃の全摘出や放射線、抗癌剤治療も行いましたが、すでに全身に転移していて、シンプルに手遅れだったのです。

 

もっと早く対処していれば…無理にでも検診行けや!と引きずってでも連れて行っていれば…と、10年以上たった今でも後悔してしまいます。こんな血も涙もない私でも、いまだに時々悲しくて涙が出てしまいます。

 

私はこの出来事がきっかけで、リスク管理に非常に敏感になりました。時間軸の長さとは、どれだけ長期的に物事を考えられるかどうかです。「今」という時間軸は「未来」に確実につながっています。「今」のままではその「未来」はどうなるのか?と、想像したことはありますか?

 

もはや私はリスク管理に心臓を捧げたと言っても過言ではないくらい(←誰か笑ってください)です。執着と言っても良いかもしれません。だからこそ看護師からガラリとジョブチェンジできました。それからというもの、自分の人生を自分が一番良いように、リスクを管理するという方法でチューニングし続けてきたのです。

 

つまり、「勝ち負け」とは、誰かと順位をつけることではなくて、あくまで自分の中での「うまくいった」「いかなかった」という判定にすぎません。

負けが確定する人生

そういう意味で、このままの考え方でこのままの行動を続けると、「負けが確定する人生になってしまう!」と強く思われたから、昨日ご相談くださった方は、私と話してみたいと思われたのでしょう。「どのくらいやれるかわからないけど、何もやらないのは嫌だ」とおっしゃっていました。何もしなければ何も変わらないことだけは確定しているのが、わかっているからですね。非常に賢い考え方だと思います。今後、一緒に事業改善にとりくんでいけることがとても楽しみです。

 

癌の例えなんかを出すと、怖いな…それって究極じゃね?極論で脅さないでくれよ。と思うかもしれません。しかしリスク管理に心臓をさs(略)私からすると、「手遅れになったら癌と同じ」というのは考え方としては一緒です。癌だって、最初は症状がないんですよ。初期のがんは検査でも見つけるのが難しかったりします。

 

けれど、もう手遅れになったら、かなりのスピードで進行します。それが怖いんですよね。だからこそ、意図的に初期の段階で対処しなければならない。そのためには、長期的な時間軸を持つことが重要です。

 

私はあなたを脅すつもりは全くないのですが、毎日怖いタイトルで記事を書いているからか「佐藤さんが言っていることは、とてもグサグサ刺さります…」と言われます。私は知らず知らずのうちに言葉の包丁をふりまわしているのでしょうか。もしそうだったら申し訳ないのですが、私ができることは、こうしてリスク管理の方法を伝えていくことなんだろうと思いました。

 

2021年もすぐそこ。ご自身の事業や働き方についてモヤっとしている方は、ぜひご相談くださいね。ご興味がある方は、↓の企画の個別相談からお申し込みいただければ、一緒に考えますよ。

 

せっかくの年末なので、12月20日までのお申し込みであれば、無料でご相談をお受けします。備考欄に「2021」とお書きいただき、決済せずにお待ちくださいね。

 

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