型VSチカラ
こんにちは。佐藤友子です。
最短距離は毒になる?
弊社のようなコンサルティング系、ビジネスノウハウ系でよくあることで「最短距離」で成果を出せます!というものがあります。
もちろん素晴らしいですし、最短距離で理想の未来に行けたら素敵ですし、私たちも心がけています。しかし実は、最短距離の落とし穴というか、弊害が1つあります。学びを選ぶときに参考していただけたらと思います。
「型」が時代おくれになったとき、自分も終わる
最短距離の弊害は「形だけ」になってしまうことです。意味、わかりますか?
たとえば、起業塾などでよくあるのが、以下のようなものです。
- 半年でゼロからでも月100万円稼げるようになります!
- テンプレートがあるので、当てはめるだけです!
- ノウハウを無駄なく教えます!
理想まで最短でいくためには、ノウハウを詰め込むことです。期間を重視したいのであれば。つまり「やり方」をとりあえず教えてもらい、それ通りにやるということです。しかしそれだけでは、教えてもらったやり方しかできなくなってしまいます。
型にはまることしかできないので、その型が時代遅れになれば、売り上げが止まります。型と共に自分のビジネスも終わりってことです。
芸事に「守破離」という考え方がありますが、守破離の「守」で終わる。そんな感じです。
自分で「型」を生み出せるようになってほしい
現代は時代の流れが早いので、型の消費も早いです(苦笑)。ですから、数ヶ月でノウハウ(型)を叩き込むのも良いですが、結局は型を生み出せるようになったほうが楽じゃないですか?
逆に、決まったことしかできないと応用が効かず、教わったことしかできないので、結局いつも新しいことを追い求めていわゆる「ノウハウコレクター」になります。
何より、お客さんの目線で考えたときに、型にはまった事業主や経営者から買いたいか?それとも自ら責任を持って工夫して提供してくれる事業主から買いたいか?と考えると、どちらのほうが長くお客さんに愛されるかがわかりますよね。
ですから私たちも、長期カリキュラムを提供するときは、必要なノウハウはお伝えしつつ、長期的には自分で型が作れる、自立できることをゴールにして、伝えるべきことを伝えています。そうすることによって、最終的には自分でいくらでもノウハウを生み出せるようになるチカラがつくので、将来的に困らなくなるのです。
型とチカラ、どちらが長期的に利益を産むか、あなたを豊かにするのかを考えてみてください。短期的には型のほうが魅力的に映ることがありますが、結局長期的にはチカラをつけることが、あなたを助けてくれるのです。
「最短距離」には、ときにはご注意を。結局急がば回れということです。