頭が悪いとコンサル業はできない
こんにちは。佐藤友子です。同業者からの相談が多いので、ヒントになればと思います。
目次
コンサルティング業のメリット
コンサルティング業はリスクを抑えて起業したい人に人気がある職種です。ランニングコストが低いのが大きな理由の一つと言えます。
いわゆる無形商品なので、固定費がかからず、今はオンラインでも提供が可能ですので場所代を抑えることもできます。在庫を抱えることも基本的にはありません。顧問形式にすれば安定収入も見込めます。ステキ!!
また、クライアントと一緒に問題解決をしていくため、やりがいも感じられます。
「ビジネスのアドバイス=腕」だと思っていませんか?
経営やマーケティング、起業のコンサルティングをする場合、大事なことがあります。それは、ビジネスのことだけをわかっていれば良いわけではない。ということです。
売り上げを上げるのは、実はとっても簡単です。本当に簡単(笑)。いやいや、そんなことない!自分は今困ってるんだよ!頑張ってるのに売り上げ上がらないんだよ!という方もおられると思います。そうですよね、わかります(笑)。
コンサルタントとしてレベルが低いと、クライアントに合った成果や結果を提供できません。成果を提供できないと、もちろん次のお客さんが集まりません。はっきりいうと、向いていない。そういうことです。不向きな人ほど、こんなことを言ってクライアントのせいにします。
- クライアントが実践してくれない(自分は適切なアドバイスをしているのに)
- クライアントがいっときしか成果を出せずリバウンドする(自分か関わっている時しか成果を出せない)
- 不真面目なクライアントばかりでもう嫌だ(自分は悪くない)
いやいや、向いてないのは自分ですよ(苦笑)。もちろんクライアントに責任がないわけではありませんが、クライアントの「せい」にしても何も進展しません。ビジネスだけ見ているから成果が出せないんですよ。ビジネスすらできないのは論外ですが。
頭が悪いなら辞めておこう
誤解を生みそうなので先に言っておくと、私は別に、他のコンサルタントのことを悪く言いたいわけではありません。優秀で素晴らしいコンサルタント、尊敬しているコンサルタントもたくさんいますし、私自身も先輩たちにたくさん助けてもらって今があります。素晴らしい仕事だと思います。
ただ、資質として、物事を単純に理解しようとする人には向いていないと断言できます。なぜなら、問題はだいたい複雑にできているからです。たとえば、世の中の原理原則を知ることで、さまざまな問題解決ができると思っているコンサルタントがいます。
「原理原則」というと、一見問題を多角的に見れていそうな響きです。が、申し訳ないですが、だいぶ頭が悪い考え方ですので、きっとコンサルの腕は悪いだろうなと推測します(言葉がきつくてごめんなさい)。
問題解決にはさまざまな視点が求められます。物事の原理原則というのは、その視点の一部であり、全体ではありません。
たとえば、原理原則で言うならば、以下の言葉の定義と関係性を説明できますか?ある一つの問題において、これらをどう扱っていくべきかがわかりますか?明確に言語化できますか?
- 原理原則
- 本質
- 事実
- 現実
- 真実
ややこしいことを言い出した!もう無理!佐藤さんめんどくさい!と思われた方も多いかもしれませんが(笑)、コンサルタントにはこのような資質が求められます。考えることや言語化が得意でなければできないでしょう。
ちょっとずつやってみて!
コンサルで起業したい人は資質としてこれらがあるかどうかを検証してみてください。また、すでにコンサルとして起業している人で自信がない場合は、まず自分が得意な小さな分野やジャンルで成果が出せないか?と考えて徹底的にやってみてください。最初から高いレベルを目指さなくても、実績を積み上げることはできますから。
もし、資質が全くない!という場合は、思い切って他のジャンルに変えた方が良いかもしれません。あなたがうまくいく分野は必ずありますから。それを低コストで始められる方法を選択すれば良いだけ。
ちなみに私は、起業初期はコピーライティング(文章)の添削から始めました。文章でパフォーマンスが出せたから(得意だったから)です。最初は部分的に、徐々に範囲を拡大してきて今があります。
今日の話は参考になったかどうか手応えがないのですが(笑)、少しでも参考になる人がいれば嬉しいです。今後も職種別のケーススタディや具体的な話もしていこうかな!って考えているので、取り扱ってほしい事例があればお気軽にリクエストくださいませ。