まだ知らない?ビジネスのゴール設定法
こんにちは。佐藤友子です。最近意外なことがあります。それは、他社が提供するマーケティングやビジネスコンサル、講座に参加されているのに「マーケティングがわかりません」「これで良いのか不安です」とご相談にいらっしゃる方が増えていることです。
こういったことは、なぜおこるのでしょうか?
そもそもマーケティングを教えていない?
打ち手(具体的に何を行うか?)を決めるときに、「戦略」「戦術」という考え方があります。その2つの違いを説明できますか?
ざっくり説明すると、戦略は方向性や目標達成への行動等の大まかなフローを示し、戦術はその目標を達成するための具体的な実務のことを指します。
もっと端的にいうと、
戦略=方向性
戦術=行動
というような違いがあるということですね。
よくあるのが「マーケティングコンサルタント」という肩書きだけれど、具体的には無料のステップメールやLINEなどに登録してもらい、そこから販売する仕組みを作ることを教える。という「ステップメール(LINE)の戦術のレクチャー」をしていること等です。
わかりますか?マーケティングを教えているのではなくて、たんにステップメールで売る方法を教えているだけなのです。「ステップメール」「差別化」「肩書き」「SNSの使い方」「広告運用」etc…ぜんぶ同じです。もちろん、これらの具体的な販売方法は必要です。むしろ必須でしょう。しかし個別具体的な戦術から入ってしまうと、全体の方向性を見失ったり、そもそも知らなかったりするので、あるときふと「私はこれで良いのだろうか?」と不安になってしまうことはよくあります。
「全体像」わかってますか?
計画を立てるときに、「とりあえずやってみよう!」と思って考えるよりも体が先に動くタイプの人がいます。私は逆で、かなり考えないと動けません(笑)。ですので、考えぬいたことはあまり外さないいっぽうで、行動力が低いのが弱みではあります。ただし強みと弱みは表裏一体だったりするので、行動力がないぶん、考えることでカバーしているという面はあります。
「考えるよりも先にやってみろ!」という人もいますし、「緻密にプランニングしろ!」という人もいますが、こんなのはどちらでも良いです。枝葉末節なことであって、本人に向いている方法でやれば良いだけです。どっちでも良すぎて議論の余地もない。シミュレーションしてからやるのか、やりながら感覚を掴んでいくか?それだけの話です。
ただし、どちらのタイプでも必須なものは「全体像」です。ビジネスや経営というものは、どういう仕組みになっているのか?マーケティングの全体像はどういうものなのか?部分的な戦術だけではなく、もっと大きな構造や法則性のことです。
たとえば私たちが住んでいる地球も、もっと大きな規模で見ると太陽系に属していて、さらにもっと大きなまとまりでいうと銀河系になります。もっともっと大きな規模でいうと「宇宙」ということになります。
普段はあまり意識しませんが、1日が約24時間なのも、季節があるのも、自然界の法則性によって成り立っているからです。地球環境が問題になっているのも、法則性の中では資源が有限なので、できるだけ守らなくてはいけないからです。
法則性がわかれば、やるべきことは自動的にわかる
ちょっと壮大な話になってしまいましたが(笑)、ビジネスだって同じなんですよ。つまるところ、この「全体像」がわかっていれば、「自分はこうしたい、こうしよう!」という「設計図」が描けます。さらに法則性がわかっていれば、具体的な戦術は自動的に決まるといっても過言ではありません。
戦術を知ることは、決して悪いことではありません。むしろ良いことですし必要です。しかしながら、もっと大きな目線で、難しい言葉を使うと上位概念から考えていかなくては、「自分はこれで良いのか?」「次にどうしたら良いのだろう?」と永遠に悩み続けることになります。
悩むのは永遠ですが、人生は有限です。つまり、率直にいうと悩んでいる間に人生が終わります。人生って、案外短いもんですよ。
全体像について知りたい方は、ぜひこちらをどうぞ。実際に2100名の声をきいてまとめたものがありますので、よければご参考にしてください。年末年始は勉強する!という方もおられるかと思いますので、ご活用いただけると嬉しいです。