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2023.06.27

微妙なビジネスばかりやる人

こんにちは。佐藤友子です。ビジネスがうまくいっていない人で「なんでそのビジネス選んだの?」というケースがたくさんあります。

 

微妙なビジネスばかりに惹かれる

最近は交流会に出ていろんな人の悩みを聞いたりしています。すると、「売上上げたい!」と言っているのに微妙なビジネスを選んでいる人が多いです。

 

よく話を聞いてみると、好きなことやワクワクすること、直感を頼りに商品を決めて失敗している人が意外と多いのです。

 

ワクワクすることや好きなことをやればうまくいくんじゃないの?

商品を決める時に、ワクワクや好きを基準に決めよう!という手法があります。もちろんワクワクや好きも大事ですが、これを軸にしてしまうとビジネスにおいては危険です。

 

なぜなら、あなたがワクワクすることと、見込み顧客がワクワクすることが違うからです。また、見込み顧客がワクワクしたからと言って、お金を出して商品を買いたいかはまた別です。

 

例を挙げましょう。以前相談にいらした方で、「世の中に自分のような商品はほとんどない、でも多くの人が必要としていると思う。私自身はこの商品がとても好きなので多くの人に広めたい!」とおっしゃっている方がいました。

 

肝心の商品の内容の詳細は教えてもらませんでした。理由は、アイデアが漏れてパクられたら嫌だからだそうです。じゃあなんで相談に来たのだろう(笑)。原材料費が高いとか、規制があって売りにくいとか色々おっしゃってました。詳細はわからないながら、商品がビジネスとして詰んでるんだろうな…。この商品は一生売れないだろうな。と感じた事例です。

 

何でもかんでもビジネスアイデアに結びつける人

ほかに、ちょといいな!と思ったり、自分が技術を習得したことを何でもビジネスに結びつけたがる人もいます。これも微妙なビジネスパターンです。

 

なんでもビジネスアイデアにしよう!という姿勢自体はすばらしいですよね。アンテナが立っているということなので。

 

たとえば、手作りの紅茶をつくる機会があったとしましょう。自分で茶葉を選んで、茶葉を熟成させて、手もみで揉んで、発酵させて乾燥させる。そのプロセスに感動し、自分でつくって淹れた紅茶の香り高さに深く感激。そして「自分も紅茶をつくって販売したい!作り方は知ってるから!」と勢いのままに思いついて熱量が上がる。

 

でもよく考えてみてください。実際に紅茶販売を始めるとなると、すでにある有名な紅茶の専門店や、オーガニックや地方の茶葉など、差別化されたお店はすでにたくさんあります。さらに、スーパーなどでそこそこの品質で低価格のものも簡単に手に入ります。

 

で、あなたの紅茶はどうやって売る?ということになるのです。このように、商品選びの段階で失敗している(詰みが見えている、あるいは難易度が劇高)ケースはたくさんあります。集客やいろんな手法を試す前に、今一度「自分のビジネス自体が微妙ではないか?」を確認してみてください。

 

人によては勇気がいる作業にはなりますが、逆に言えば微妙ビジネスをやめて、成功ビジネスを選び直せば良いということです。大なり小なり売上を上げたことがある方なら経験値が溜まっているので、方向性を変えたほうが案外うまくいきやすいこともありますよ。

 

 

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