協会・資格ビジネスの真実
こんにちは。佐藤友子です。協会に所属するべきか?資格を取るべきか?と相談されることがよくありますがどう思いますか?
目次
協会で儲かる人
結論から言うと、協会や資格でどのくらい儲かるか、事業としてアリなのかは4段階の区分があると思ってください。
- とっても儲かる人
- そこそこ儲かる人
- お小遣い程度儲かる人
- 資格だけ取って貧乏になる人
↑すごい雑(笑)。順番に解説していきます。
協会・資格の階層
先にことわっておきます。階層という表現をしていますが決して人間の上下関係のことを指しているわけではないことをご理解ください。どっちが偉いというわけではありません。ただし確実に力関係は存在します。これから説明しますね。
①とっても儲かる人
言わずもがな、フランチャイズと同じで、フランチャイザー(本部)のほうがフランチャイジー(加盟店)より儲かりますよね。
協会も同様です。ライセンスの発行や技術の習得、講習などキャッシュポイントがたくさんあります。ですからビジネスとしてやるなら、協会を運営したり資格を発行する側になることをお勧めします。
②そこそこ儲かる人
教会の中での売れっ子講師や集客力がある人はそこそこ儲かります。なぜ「そこそこ」なのかというと、協会や〇〇資格で集客するのでオリジナリティを出しにくい、つまり差別化が難しいので本人の集客力にかなり影響するためです。
自分で商品を作るのがどうしても苦手、だけど集客は頑張れる!という人は良いでしょう。
③お小遣い程度儲かる人
夢を見て協会に加盟したり、資格をとったりしても思ったほど稼げてない…とがっかりするのはこの層の人たちです。上記②の人のように集客力もなく、さらに〇〇認定講師のような資格だと商品が決められていたりして自由度が低いです。
結果、友人に声をかけて数名に売れたり、SNSで繋がった人が興味本位で買ってくれるが高額ではないため利益になりにくいですし、リピート前提のビジネスモデルでもないため結果的にお小遣い程度の売り上げになってしまいます。
不満を感じやすいのはこの層の人たちに多いですね。
④資格だけとって貧乏になる人
資格をとれば集客できるはずだ!差別化になるはずだ!と思っている人が資格ジプシーになってしまっている状況をたびたび見かけます。資格や認定講座そのものと利益に因果関係を求めるのがこのタイプです。
たとえば、簿記2級の資格があれば会社では資格手当がもらえたりするでしょう。しかし起業においては関係ありません。
経理サポートをしている人が簿記2級の資格を持っていたら顧客目線では頼もしく見えるかもしれません。とはいえ単価には影響しませんよね、資格があるから値段が上がるわけではないし集客できるわけでもない。言葉が悪いですが、結果的に金ドブ資格になってしまうわけです。
仕組みをつくる、使う、使われる
ひととおり読んでいただければあることに気付いたと思います。仕組みをつくる、使う、使われるという階層があるのです。つくる側のほうが儲かって、使われる側のほうが儲からないということです。
再三ですが人としての身分という意味ではなく(勘違いする人がいるので)、あくまでビジネスにおいては協会や資格を仕組み・構造として考える必要があるということです。
資格を取ろうか、協会に入ろうか、〇〇認定講師をしようか悩んでいるという場合は上記を参考にしてください。
単純に知識を得たい、学びたい場合は気にしなくても良いです。また、儲かりにくいとは言ってもメリットもあります。何らかの協会の活動に心から共感して広める手伝いがしたい!と思った場合はとても良いと思います。やりがいがあるからです。
さらに自分が同時に収益を得たい場合は、どのくらい得られそうか事前に試算をしておく必要があります。
これが仕組み・構造上の協会・資格ビジネスの真実です。