バーキン買うなら整形しろ
こんにちは。佐藤友子です。先日バーキン買うなら豊胸しろという書籍タイトルをみて、うまいなー!と感動してしまいました。
バーキンよりも豊胸の方が本当に良いのか?
バーキン買うなら豊胸しろは美容外科医が著者の本で、要は自己投資の順番を考えろという内容でした。そもそもバーキンってなんのために買うの?というと、自分自身がバーキンによって引き上げられているように感じるからというのが大きな理由ではないでしょうか。
バーキンを所有することによって自分の格が上がったように感じる、自信が持てるのです。定価が200万円程度かつ生産数が限定されていて誰でも買えるわけではない特別感があり、誰がみても「バーキンだ!」って分かりますからね。
そう考えると本当は自信がほしいのであって、バーキンそのものに価値を感じている人は少ないかもしれません。
それに引き換え豊胸手術は自分の体を変えるわけですから、自分そのものが変わった感覚になり、バーキンを持たずとも自分に自信が持てることになります。もし胸が小さいことがコンプレックスならばですが、豊胸してからなお物足りないならバーキンを買え!という順序は間違っていないように思えますね。
意味を正確に伝えるのなら、「バーキン買う(くらい)なら、(先に)豊胸しろ!」とも言い換えられます。
豊胸するならバーキンを買え!パターンの人もいる
とはいえ、バーキンはすばらしい商品です。ファッションが好き、エルメスというブランドが好き、バーキンを見るたびに豊かな気持ちになれるという人は買っても良いでしょう。むしろ豊胸なんてしないほうが良い。
つまるところ自己投資の優先順位の話であって、自分にとって根本となる部分に一番最初に多くの時間とお金をかけるのが最善というわけです。
ドミノ倒しをイメージしてみてください。最初のドミノを倒すと自動的に最後のドミノまで倒れますよね?あるいはボーリングのセンターピンです。ストライクを取るにはセンターピンを狙うことが不可欠であることから、センターピン理論と呼ばれていたりします。
バーキンが先か豊胸が先か?ではなく、自分にとってのドミノの1番最初あるいはボーリングのセンターピンをねらうことが最優先事項というわけです。
結局、一番効率的な自己投資は何なのか?
ちなみに私はバーキンにも豊胸にも興味はありません。私にとって、に限ったことではないと思うのですが、多くの人にとって一番効率的な自己投資は1つではないと考えます。つまり、センターピンが1つだと思うこと自体が錯覚であり間違いなのです。
究極的にいうとセンターピンは2つあると考えていて、ひとつは自分の強みを磨くこと。もうひとつは社会の中で(ある程度)活躍できるようになることです。
強みをみがくことの必要性はいまさら強調するまでもありませんが、強みは相対的に発揮されるものです。極端ですが100人の村があったとして、その中で魚をとれるのが自分だけだったら強みになりますが、100人全員が魚をとれたら強みにはなりません。
この場合、魚のとりかたを知らない人が多い村に行くと強みが発揮されるということです。要約するとこの2つのセンターピンは強み×ポジショニングですね。
もう少し現実社会に落とし込むと(笑)、起業している人はとっとと売上を上げることです。自分の強みを使い、強みが活かされる場所で、見込み顧客に伝わるように表現する。それをやり続けていれば売上は上がります。簡単っちゃ簡単です。縁の下の力持ち的強みの人は右腕ポジションになるとか、やり方は山ほどある。
そして雑な言い方ですが、売上を上げてしまえばバーキン買うのも豊胸するのも自由にできますよ。この2つはお金で解決できることだからですね。結局お金で自信が買えるのならば、お金を生み出せること自体が自信になる、というのが私の考えです。
なぜかというと、お金を生み出せているということは世の中に価値を提供できている証明になるからです。それだけ価値を感じてお金を払ってくれている人がいるということ。だからバーキンにも豊胸にも興味がないというだけです。とはいえ、お金を稼がないと価値がないわけではありませんのでお間違いなきよう。
しかし再三ですが事業主や経営者の価値提供の指標は売上であり、お客さんの声です。あなたは200万円あったらバーキン買いますか?豊胸しますか?それとも他の何に投資しますか?
私なら知識やスキルにひたす投資し続けます。