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2024.02.07

うさん臭くないの?「頑張らない」起業

こんにちは。佐藤友子です。昨今頑張らないブームが続いていますが、本当のところどうなの?って思ったことはありませんか?そこでいろんな人にインタビューしてみました!事業規模は数千万〜数億くらいの社長・事業主なので参考にはなると思います。

 

説①好きなこと、向いていることなら頑張らなくてもうまくいく

私の知人の中で好きなことや向いていることで起業が成功している人にインタビューしてみました。

 

こんな感じで、複数のタイプがいました。

 

  • 大変なことやピンチはあるけれど好奇心のほうが上回るので頑張っている感覚がないタイプ
  • 好きなことを中心に仕事を組み立てているけれど、できればやりたくないことも仕方なくやっているタイプ
  • 組織をつくって分担しているタイプ などなど

 

いずれにせよ、「頑張っていないか?」というとハタから見ると頑張っていて、いわゆる「頑張らない」とはニュアンスが違う気がしました。起業初期の頃は色々失敗して大変だったとか、相方にお金持ちにげされたとか(本当にあるんだ!しかも一件ではない)、過ぎたことだから笑ってますけど当時はキツかったと聞きます。

 

つまり、自分自身が好きなこと、向いていることだけして事業がまわる状態に整えるまでに頑張った、というのが正しいっぽいです。

 

説②直感に従っていれば頑張らないほうがうまくいく

次にスピリチュアルっぽいですが、自分の心にピンときたかこないか?で直感的に物事を決めていくタイプの人もいました。男性より女性に多い傾向ですね。

 

これでうまくいっている人の話を聞くと、色々なやり方をやってみて今は直感に従って決めるようにしたという流れみたいです。直感というのは様々解釈があるようですが、何かをするかしないか迷った時にザワザワするとか違和感を感じたらやらない、みたいな感じですね。つまり感覚です。

 

直感って本当にあるの?という質問を時々いただきます。これには科学的にいちおう結論が出ていて、過去の経験の集大成だそうです。つまり将棋の棋士と一緒で、色んな打ち手が頭の中に入っているので無意識に次の一手が出てくる。

 

直感を身につけるまでに色んな経験をしたり、苦労したこと結構あったよーと話されます。

 

説③仕組みをつくれば頑張らなくてもうまくいく

仕組みは人の仕組みとシステムの仕組みの2つがあります。人の仕組みは役割分担をすること、システムの仕組みは機械などに任せること。ECサイトの注文システムなんかはシステムの仕組みですね。

 

ここはかなり白熱しました(笑)。というのも、システムの仕組みはあった方が良いのでさておき、人の仕組みづくりはけっこう大変です。

 

ぶっちゃけ1億円くらいなら、自分がフル回転で働き、人に少し手伝ってもらうことで達成できます。けれど頑張ってないか?と言われると違います。人に頼るのが苦手だったり、人に頼ったほうがコストかかったり、そもそも最初は慣れなかったり。さらにそれ以上規模を大きくしようとすると大変さが増えます。

 

そして案外、自分はストレスなく働いてる!頑張ってない!といっている人の元で働いている人がストレスまみれだったり組織が崩壊していたり…ということはしばしばあります。要は、仕事を任せる側と任せられる側のすれ違いやトラブルが結構な頻度で起きがちということ。

 

そもそも起業したい属性の人はある意味社会不適合者が多いので、人と一緒に働くのしんどい!という人も少なくありません。ゆえに人の仕組みでトラブルが起こりやすいのかなと分析しています(私もそっち系なので)。

 

対策は自分自身も人と一緒にやっていけるようにトレーニングするか、それが嫌なら一人やかなりの少人数で回るようにするかです。

 

ちなみに私はトレーニングしてある意味克服した派です。正直にはっきり言いましょう、努力しましたよ!全然頑張りました!笑

 

1つだけ「頑張らない」が最適解なこと

えーじゃあ結局しんどいじゃん!!!!ってなりますよね(笑)。ここまで読んでくれた方は、よくぞキレ散らかさずに耐えてくださいました。

 

しかし1つだけ頑張らなくてもうまくいくことがあります。むしろ頑張らないほうがうまくいく方法があります。それは環境の力を借りることです。朱に交われば赤くなるということわざがありますよね。それをやれば良い。

 

売上を上げたいなら、売上を上げれている人が周りにいる環境に飛び込んでみる、家庭と仕事を両立したいなら、できている人のコミュニティに入ってみる、話を聞いてみるとかです。

 

みにくいアヒルの子だって、アヒルの中という環境にずっといたからいじめられ続け、そのままでは一生「自分は劣ったアヒルだ」と思ったままで生涯を閉じたでしょう。それだけ環境の力は大きいのです。みにくいアヒルの子は白鳥という環境の中にとびこんだから白鳥になれたのですね。理由は「当たり前」が変わるからです。

 

白鳥という環境の中では、「自分はアヒルだ!」という方向の頑張りは不要というか害です。頑張らないで染まった方がうまくいくのです。

 

1億売り上げたいのに、年商1千万円の人たちとばかりつるんでいてはいけない…わけではないが、1億からは遠のきがちってわけですね。1千万円の人の当たり前で行動していても1億円は売り上がりません。

 

もちろん環境を変えることには最初はストレスが伴います。以前セミナーを行った際に、ラグジュアリーな会場を用意したことがありました。セミナーのコンセプトに沿っていたからです。そこで参加者のひとりが「自分はこんな豪華な場所は落ち着かない、しっくりこない、居心地が悪い」と言っていました。実に正しい感想だと思います。

 

その環境にずっといれば、朱に交われば赤くなっていくというわけですね。最初は「当たり前」が違うので、抵抗感を感じて「当たり前」ってことでしょう。

 

ですので、本当に叶えたい状態があるのなら、叶えている人がいる環境に飛び込んでみてください。コミュニティ化されているものだとなお良いですね。そういう意味では高額塾のようなものも、一種の環境の力を活用すると考えるとさらに成果が出やすくなりますね。

 

 

 

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