toggle
2024.03.08

5年ぶりの息抜き

こんにちは。佐藤友子です。このブログの読者さんたちは真面目で頑張りやな方が多い印象なのですが、息抜きってしてますか?

 

ワークライフバランスは存在するのか

ワークライフバランスとは1980年代後半にアメリカで生まれたといわれていて、女性が出産後に働くための保育支援が中心でした。そこから子どものいない世代や男性にも対象が広がり、仕事とプライベートのバランスを取ろうね、みたいな意味合いとして使われています。

 

でも実は本来の意味合いは違うんですよ。やりがいのある仕事を持ちながら健康で豊かな生活ができ、経済的自立が可能な社会が実現されることをワークライフバランスと言います。ライフとワークが相乗効果になることが本当の意味なんですよ。知ってました?

 

起業界隈というか経営者のなかでは案外このライフワークバランスが正しく認識されています。経営者には仕事とプライベートを分けない人が多い…というか自然といつも仕事のことを考えてしまう人が多数なので、そもそもワークが辛いもの、ライフ(プラーベート)が楽しいものという分断自体がナンセンスよね!という立場の人が多いためです。

 

そうなると必然的に仕事が楽しければプライベートも楽しい!という相乗効果になる。しかしいっぽうで、なかなか休めない、自分を犠牲にして仕事をしているという人も少なくありません。

 

売上に限界を感じて

正確には、仕事を頑張ることとプライベートを充実させることがトレードオフ(交換条件)になってしまっているので休むのが怖く感じる方がいるんですよ。どちらか取捨選択しなくてはならないと感じていませんか?私も起業当初はそうでした。

 

まあ起業当初は休みだのなんだの言ってられないというか、起業が自分の第一優先順位だったのでほとんどの時間を起業関連のことにあててました。最初は仕方ないですが軌道に乗り始めてからも休むのが怖かったんですよね。「まだまだ休んでなんかいられない」「もっと頑張らなきゃ!」ってずっと思っていたので。休んででもソワソワして落ち着かないんですよ。

 

けれどある時売上に限界を感じて、経営計画的なものを変えないとなあと思うタイミングがありました。その時、自分よりも先に行っている先輩経営者の方々を観察すると、事業もプライベートもうまくいっている方は多かれ少なかれ「これが好きなんだ!」という強いこだわりがあることがわかりました。

 

もっと分析していくと、価値観が確立されていて、かつ生活や仕事で体現されていたのです。これがワークライフバランスを真に実現している人の正体でした。

 

5年ぶりに友達に会った

価値観が実現されてさえいれば、仕事人間だろうがプライベートを重視していようがなんだってよいのです。人によってかなり差が出ることなので「仕事」「プライベート」という区切り方が適していない人もいます(このへんはもう少し区切り方あるんだけどまたの機会に)。

 

ですので、なかなか仕事の手を抜けない(正確にいうと休むと手を抜いたように感じてしまう)、休めないことでなんだかしんどい、プライベートを犠牲にしてる感じがするという人は積極的に息抜きをすることをおすすめしています。理由は、プライベート(仕事以外)の中に大切な価値観がひそんでいることが多いからです。

 

価値観を充足してあげれば、仕事にもよい影響があります。

 

先日自社カリキュラムのクライアントさんが「友達に5年ぶりに会ってきた!」と報告くださいました。こういうのって本当に大事なんですよ。実行に移すのも、なかなか休めない方にとっては案外勇気がいることだったりしますし。私はとても嬉しかったですね。こういう方にはもっと楽に楽しく成果を出せるようになってほしい(大体の方が実力的にはあるのだが、楽することに抵抗がある)ですね。

 

5年ぶりってそこまで頑張ってきたのだなーと思うとともに、5年会ってなくても繋がっていられる友達がいることも素敵だなあと。

 

少し抽象的な事例にはなりましたが、休めない症候群の方はご参考に。価値観を明らかにすることがまず大事なのですが、「我慢してたけどやりたかったこと」「息抜きするならこれやる!というもの」これらをやってみるとヒントになったりします。

 

 

 

友だち追加

 

この記事を読むとあなたの経営力がさらに上がります