85点が合格ラインなのよ
こんにちは。佐藤友子です。「集客できない問題」に対して、ひとつの答えを提示してみようと思います。
しょぼい付加価値
事業主みんなの悩み「集客」ですが、テクニックに中身がついてきていないケースが散見されます。
たとえば「付加価値をつける」「ほかのジャンルと組み合わせる」ことで単価を上げようとか、ポジションをとって集客数を増やそうとかいう趣きがあったりしますよね?ここでの「付加価値をつける」こと自体はテクニックですが、肝心の「付加価値自体」は本人の力量に比例します。
「私には付けれる付加価値なんてありません!」という人は本来いないと私は信じているのですが、そうは言っても「付加価値未満」であることは多々あります。
たとえばですが、「アロマ×整体」のメニューを取り扱っていたとします。アロマ単体より、整体単体より、少し珍しさが増しましたね。
しかし結局、見込み顧客からどうみられているのかというと、「要素の掛け合わせの積」つまり掛け算された合計点が印象として残っています。100点満点中アロマが50点、整体が50点なら「半人前×半人前」みたいな印象に見えています。
オブラートに包まずにいうと、しょぼい付加価値を掛け合わせても、価値になっていないということです。
テストでいうと、赤点ギリギリの30点レベルではもってのほかで、他のものと組み合わせるとどんどんしょぼくなりますよ。合格点の60点でようやくみれるレベル、つまり普通です。普通のことをやっても、なんの差別化にもなりませんよね?
だから「数ヶ月でプロに♪」とかはありえねーんだよ
抽象的な表現になって恐縮ですが、何かをやるなら85点以上のイメージを目指してください。じゃないと仮に集客&販売が一度できたところで、お客さんに逃げられますよ。だって中身スカスカなんだもん。どんな商品だったとしても「結果がでない」「結果がイマイチ」ってことでしょ?これじゃあお客さんに逃げられますよ。誰もついてこない。ハリボテだとクレームや悪評も広がります。
ですから、掛け合わせをするにも85点のものと85点のものを組み合わせるくらいしないと、ハッキリ言って集客において有効かと言われるとムリですよ。
逆にいえば、既存客からは褒められる、感謝される、リピート率が高い、紹介されるなどの場合は「ほんとうに価値が高い」ということですので、伝えるテクニックが不足しているだけと考えられます。そうでない場合は技術をみがく、経験を積む、商品や顧客、同業に関して研究をするなど「深める」作業がまだ足りていないということでしょう。
先ほどの例でいうと、アロマも整体も50点の場合は集客がうまくいかないと言いましたが、両方85点なら「アロマ×整体」というまずまずありきたりなコンセプトでもうまくいくことがあったりします。もう少し工夫したほうが良いでしょうが(笑)。
時々「数ヶ月でプロになって〇〇万円稼げる♪」みたいな広告があったりしますが、確かに表層的な技術の習得はできるでしょう。仮にそれでうまくいく人がいたとしたら、実は過去から積み上げてきたものが70点分くらいあったんじゃないかな?なんて私は思うのです。
日々弊社にはいろんなお悩みが寄せられますし、サポートもさせていただいています。真剣にその仕事に取り組んでいて(あるいは取り組もうと設計していて)、ほんとうに尊いなと感じます。
常日頃そういう方々と接していると、時々みかける「中身がないけ手っ取り早く儲からせてよ!」という人やそれを煽る会社にも辟易します。前述したように、中身がない場合は外見を盛るしかなく、結果的に詐欺になるからです。そんなときは「事業と顧客(人)を舐めんなよ!◯ーカ!!」と暴言を吐いてしまいそうになります(笑)。
結論はシンプルで、
- 総合点をあげていきましょう!
- それを伝わるように表現しましょう!
ってなことですね。