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2024.01.13

自分軸とわがままの違い

こんにちは。佐藤友子です。自分軸をととのえよう。そんな言葉がいつからか流行り始めました。今では当たり前のように使われていますよね?大事なことではあるものの、自分軸とわがままは混同されがちですが大違いです。

 

他人軸で生きるとどうなるか?

そもそも、なぜ自分軸が必要なのか?考えたことがありますか?何が正解と断言することはできないのですが、自分軸があることで他人に振り回されなくなったり迷いにくくなる。結果、自分が一番心地よく満足する選択肢を選び続ける人生になるのではないでしょうか?

 

抽象的なのでもう少し具体的にすると、30歳になったから女性は結婚して子どもを産むべきとかモテたいなら女子アナみたいなメイクやファッションをしたほうが良いとか、賢い女性はウザがられるから有能さを隠したほうが生きやすいとか。男性なら強くあるべきとか高収入で出世して、大企業に勤めていると勝ち組だとか多くの女性とセックスしたほうが男として上だとか、そういう世間や他人の評価に影響されて考え方や行動変えるのが他人軸です。

 

ちなみに、セックスの経験人数が多ければオスとして有能!と思ってるのは男性だけで、女性からするとそういう自慢してる人は逆にモテないんですけど…キモ!と思われてるのは余談なので今はやめておきます(笑)。

 

いっぽうで、たとえばお笑い芸人の森三中のリーダーである大島美幸さんは、女芸人にも関わらず番組で全裸になったり(今ならコンプラでアウトになりそう)と、自分の芸を貫き通すことで支持を得て、さらに放送作家の鈴木おさむさんと結婚しています。結婚理由は恋愛感情ではなく完全なるリスペクトだというユニークな理由だそうです。興味がる方はこの記事を読んでみてください

 

かなりユニークな例でしたが、すごく自分軸だなーと感じるのではないでしょうか。

 

ワガママをつらぬいても自分軸にはならない

似て非なるものにワガママがあります。たとえば上記の結婚の例でいうと、私は家事も仕事も嫌いだから専業主婦になりたい、夫は高収入で裕福な暮らしを提供してくれる上に干渉しなくて長男じゃなくて、ついでにイケメンで年下で自分だけを愛してくれる人と結婚したい!みたいなのはわがままです。

 

要約すると「自分に都合の良い魔法のイケメンATMがほしい」という無茶なことを言っていて、責任を取る気がないのが見え見えだからです。自分に一切変わる気がない。これではイケメンも恐怖すぎて寄りつかないでしょう(笑)。

 

わがままとは我が儘と書きます。我は自分、儘はしたい放題でもとのまま進歩しないという意味です。ありのままの自分で〜というキャッチコピーも流行っていますが、自分軸のありのままと、わがままのありのままは違うのです。

 

ありのーままのーという和訳で大ヒットしたアナと雪の女王の主題歌の英題は「Let it go」で、物語の文脈上「解き放とう」みたいな意味合いが強いです。あの物語を思い出してみていただけると分かると思いますが、ありのままの自分、つまり自分軸で生きることには責任が伴うのです。

 

そう考えてみると、あなたがありのままの自分、つまり自分軸で生きようとするとどんな責任があるでしょうか?自由と責任は表裏一体です。たとえば女子アナみたいな服装は嫌い!自分はモード系のファッションが好きだから好きな格好する!を貫き通すと、(あくまで傾向として)多くの男性にはモテなくなるかもしれないし、近寄りがたく思われるかもしれない。

 

そのかわり、かなり気の合う人と縁があるかもしれませんよね。

 

私の友人でタバコガンガン吸います、フェミニンな格好嫌いです、めちゃ酒飲みます、ガハハって笑います、仕事ガツガツやります!そんな女性がいて、行きつけのBarで知り合った価値観があう男性と結婚しました。そんな感じ。

 

というわけで、まあ結婚するかしないかが良し悪しの判断基準ではないですが、ひとつの例でした。

 

仕事でもプライベートでも自分軸をつらぬき通したいなら、通したい自分軸の裏側にある責任もセットで考えてみると良いでしょう。あ、ぜんぜんストイックに考えなくても良いですよ。最初はかるーく考えてみてください。何事もガチガチに考えるとハードルが高くなるもんで。

 

自分軸をととのえたい人も、自分軸マーケティングをやりたい人も、何かのお役に立てば幸いです。

 

余談ですがありのまま、あるがままでとなると、往年の「Let it be」のほうが近いでしょうねえ。名曲ってすごいっすね。

 

 

 

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