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2024.06.05

起業の成功法則③自己欺瞞の禁止

こんにちは。佐藤友子です。起業の成功法則①基本のマーケティング②固いビジネスモデルの続きです。

 

本当に自分の本心、知ってますか?

起業で成功するためには、絶対に自己欺瞞は禁止です。自己欺瞞とは自分で自分の心を欺き、自分に対して正当化することです。例えばこんなことです。

 

  • 本当はやりたくないけど仕方ないと妥協している
  • 売上(お金)のためにお客さんの機嫌を取っている
  • 同業者に見栄を張りたくなってしまう
  • 起業するなら〇〇くらいやらなきゃ、と目標を立てている
  • 無理してモチベーションを上げている

 

まあこういうのはわかりやすいと思いますが、そもそも自己欺瞞というのは自分で自分を正当化することなので、気づいていないことも多いです。

 

例えば自分が中学生で親と同居しているとします(時を戻して想像してみてください)。親が友人関係や持ち物を全て把握しようとするなど過干渉だとします。本当に嫌ですよね。でも苦労して育ててくれてるし、心配してくれているのだろうし、親のおかげで生活できてるし…仕方ないんだ!なんとか実家を出るまで我慢すれば良いんだ!と自分を納得させることです。

 

もっと重症になると、親を恨むことに罪悪感を感じてしまいます。自分の親を悪者にしたくない、毒親だと認めたくないので、「こんなこと感じる自分が悪いんだ」と自分の気持ちに蓋をしてしまいます。考えないことで自己防衛をしているのです。このようなことが重なると、いつしか自分の気持ちがわからなくなっていきます。

 

周りに合わせたほうが楽なので、大人になるにつれ、いわゆる生きづらさを感じます。大人になると自分で自分の生き方を選択できる自由が与えられるのに、なんだかちっとも自由を感じないのです。つまり自己欺瞞の状態でいろんなことを選択してきたので違和感として現れるというわけです。

 

自分の基準ではなく、誰かに認められるため、否定されないための選択肢を選んでしまうからですね。そのほうが楽だとう気持ちはわかります。お恥ずかしながら私もそうでしたからね(苦笑)。一種の処世術なんですよ。

 

なんとなくの違和感、ありませんか?

自己欺瞞状態にあると、そもそも自己欺瞞にすら気づきません。蓋をしているからです。けれど本音の本音ではそうじゃない!と思っているので、なんとなくの違和感になって現れます。

 

  • 最近なんだか仕事がしんどい
  • 朝起きるのがつらい
  • すぐ体調を崩す
  • 特定の仕事の前に具合が悪くなる
  • 集中できない

 

このような体調系のこともあれば、

 

  • 頑張ってるのに売上が上がらない
  • なぜかトラブルが起こる
  • いつも同じような問題が起こる
  • 何も変えてないのにクレームが増える
  • 機器が壊れるなどスムーズに進まない

 

などなど、なんだか仕事がうまくいかないぞ?ということもあります。オカルトの話をしているのではなく、無意識に今の仕事をしたくないので進めないような行動をしたり、単純に気持ちがブレーキをかけるのです。

 

結局のところ、このような状態で無理して頑張ってしまうと心を病んだり、廃業したりしてしまいます。ですから自己欺瞞はしないほうが良いというレベルではなく禁止と言っても過言ではないです。

 

中途半端なワガママは危険

このようなことが多いので、「ありのままの自分系統」の商材が増えているのです。それ自体は良いものの、やり方を間違うとただのワガママ撒き散らし人間になってしまいます。

 

自分心地よいことを選ぶとか、ご自愛するとか、好きなことをするとか方法は色々ありますが、そもそも自己欺瞞をしていると自分の本音がわからないので、心地よいと思っていることすらフェイクの可能性もあります。玉ねぎを剥いていくように1枚1枚はがしていかないと見えないものもあります。

 

また、反動で極端になる人もいます。例えばお客さんや取引先との約束を守らなくなったり、好きなだけで全く求められていないことで起業して失敗したりなどです。タガが外れて失敗するパターンですね。高校デビューとか、大学デビューみたいな感じで一気に変わるイメージです(〇〇デビューは別に失敗じゃないけど)。

 

中途半端なワガママで終わると逆に危険なんですよね。

 

違和感を大切にしてみて

ではビジネス上ではどうすべきか?というと、これは弊社で行なっている方法ですが、違和感を感じたら必ず調整を入れることです。なんかしっくりこないな、なんか最近やる気が出ないな?みたいな場合はどこかで自己欺瞞の種が発生している可能性があります。

 

一度決めたことは取りやめたって良いのです。商品だって起業のジャンルだって変えても良い。時には勇気が必要なこともあるでしょう。けれど自己欺瞞したままでは続けるのがしんどくなるので、結果的に売上が下がったり、辛いまま続けないといけないのではっきり言って地獄です。

 

自己欺瞞しない状態を自己一致と言いますが、私が自己一致をかなり重要視している理由は、看護師時代の経験が大きいです。命がかかっていることですから、患者さんは自己一致度が高いことしか選択しないのです。建前でなく本音とはどういうことかを教えていただきました。

 

ここの調整をかなり行うので、弊社のコンサルティングやサポートは成果率が高いのだと自負しています。本音でビジネスができるようになると、不思議なことにかなり楽に成果が出るようになります。自分の好き勝手やる中途半端なワガママ状態では成果が落ちますが、自己一致度を高くするところまで持っていくと成果が出るんですよ。

 

よくあるビジネスマインドなんかも、自己一致度が低い状態で取り入れても逆効果ですらあります。

 

ポイントは違和感だけではなく、そもそも自分の本音ってなんだ?というのを見つける簡易的なワークがあるので、興味がある方がいたら提供しようと考えています。ビジネスだけではなく、人生も楽しくなるのでどなた様にもご活用いただけるかと。

 

これにて起業の成功法則シリーズはいったん終了です。起業の成功法則①基本のマーケティング②固いビジネスモデルと合わせてぜひ読んでやってみてくださいね。この3つをやれば基本的にビジネスはうまくいきます!

 

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