起業の成功法則①基本のマーケティング
こんにちは。佐藤友子です。一言で起業といってもいろんなノウハウが世の中にあり、さらに新しい方法がどんどん出てきます。こういう不安定な時だからこそ確実にやるべきことを見直してみてください。
基本のマーケティングを「確実に」できてますか?
動きの速い時代にやるべきことを知っていますか?それは「確実」なことです。例えば2020年に新型コロナウイルスが大流行しましたよね。ほとんど未知のウイルスだったため対策がわからず世界的に混乱し、不安に包まれました。この時にとられた対策を覚えていますか?
そう、従来の対ウイルス感染対策です。手洗い、消毒、できる限りの接触を抑えること(感染者の物理的隔離)。これにより中国では速い段階で感染拡大をおさえることに成功し、多くの国が中国モデルを導入しました。
ビジネスの世界は新型ウイルスほど未曾有ではありませんよね?いくら時代が変わり、ノウハウが新しくなったとて、今日と明日で180度変わるわけではありません。
基本的にモノを買うのは人間ですから、人間心理にしたがって基本的のマーケティングをすること。この点をおさえるべきなのです。
【定期】人のことならわかるのに現象
とはいえ、基本のマーケティングができている人はほとんどいません。なぜかというと、世の中に競合が多すぎるからです。
例えばリラクゼーションサロンを開業しているとして、お客さんの目から見るとAサロンもBサロンも違いがわからないから選べない!というかそれ以前に、どんな商品なのかもよくわからない!なんていうことはよくあります。
自社のことを客観的に理解するのはなかなかに困難で、ほとんどの人がハッキリと言語化できていません。「人のことならわかるのになあ」ということはよくありますよね?ビジネスでも一緒なんですよ。
試しに、以下の質問に答えてみてください。
あなたの商品は…
- 誰に
- どんな方法を使って
- どのような変化をもたらしますか?
- その変化は顧客に具体的にどのように役に立っていますか?
- 他社とどこが違い、選ばれる理由になっていますか?
基本のマーケティングのほんの一部ですが、これらの質問に「顧客目線で」答えられる人はほとんどいません。たいがい自分目線になっていたり、違いがわかりにくかったり、で、それって何が良いの?お金出してまで欲しいと思えないんだけど…みたいになります。
自分のことはよくわからないのは当たり前なので落ち込まなくても良いです。それよりも、放置したり最新のノウハウにとびついてしまうのが問題です。
メディアは「令和の〇〇」「〇〇はもう古い」などと煽るでしょう。新しさ、めずらしさを出したほうが視聴率を出しやすいからです(苦笑)。
でもちょっと待ってください。最新のノウハウをやったとて、結局買うのは人間です。よって、基本のマーケティングができていないことには、ハッキリ言って何をやってもムダということになるわけです。メディアに煽られないでください。※メディアの役割は視聴数を伸ばすことなので役割をまっとうしてるだけです。
本を読んでもセミナーを受けてもうまくいかないのはこのせいもあります。自分のことを自分で添削しないといけないので、主観から抜け出せないのです。
私も常に客観的にコンサルや添削を受けるようにしています。「ここは理論が飛躍してます」「この表現では刺さる客層じゃないですよね?」「他との違いになってません」みたいなわりと辛辣というかストレートなフィードバックをもらうことも多数です(笑)。専門家なのに恥ずかしい…とか言ってる場合じゃないんですよ。というか何ら恥ずかしいことでもないと私は思いますけどね。
このような客観的なフィードバックがあるからこそズレをすぐに修正できます。基本のマーケティング部分だけは人間が対象である以上変わらない部分なので、常に見直すようにしてください(放っておくとすぐズレる)。
もし上記5つの質問に対して「顧客目線で」回答できない場合、客観的にフィードバックをもらったり、アドバイスを受けることをお勧めします。そうでないと何をやってもムダになってしまうので…。逆に、このズレさえなおせばノウハウを変えなくても売上が上がることもあるので、希望でもあります。