toggle
2021.12.23

整形する度ブスになる

こんにちは。佐藤友子です。「佐藤さんの目は目頭切開ですか?」と言われたことでふと考えました。

 

「佐藤さんの目は整形なんですか?」

いわゆる「プチ整形」という類の施術を何度かやったことがある人から「佐藤さんの目は目頭切開ですか?」と真面目な顔で聞かれました。

 

なんのことだかわからなかった私にその人が教えてくれました。東洋人は西洋人と違って、目頭に皮膚のひだがかぶさっていることが多く、これを蒙古襞(もうこひだ)というらしいです。蒙古というのはモンゴルのことなので、アジア人に特有の目の形ということでしょう。

 

この蒙古襞がないほうが目がぱっちり見えることから、目頭を切開して蒙古襞をできなくする手術があるそうで、それを「目頭切開術」というらしいです。

 

鏡を見てみると私の目には蒙古襞らしきものがなく、確かに目頭は切開されていました(笑)。

 

きれいな二重になったら美人になるのか?

その人はプチ整形くらいならライトにやってみるらしく、「ヒアルロン酸はすぐ吸収されちゃったんですよねーイマイチだったー」「埋没やろっかなーでもすぐ取れるらしいしなー」など色々言ってました。個人的には、別に何か手を加えなくても可愛いけどなぁ。と心の中で思ってました。

 

私は顔のことで悩んだ経験があんまりないので、目の形なんて気にしたことがありませんでした。おそらく私と同じように、蒙古襞が何かもわからない人の方が多いでしょう。しかし、もし私に強いコンプレックスがあったなら「私も二重になれば、この蒙古襞がなければ人生が変わるかもしれない」と思いつめていたかもしれません。

 

でも、本当にそうなのでしょうか?もしそうであるならば、整形して不幸になる人がいるのはなぜなのでしょうか。美容外科医の腕が悪いからでしょうか?本当にそれだけだとは思えません。

 

広瀬すずは蒙古襞があっても…

蒙古襞について知った私は俄然興味が湧いて(笑)、さまざまな芸能人の目元を調べ始めました。当たり前ですが、蒙古襞があっても、一重まぶたでも、魅力的な人はたくさんいます。

 

たとえば俳優の広瀬すずさんは蒙古襞がありますが、姉の広瀬アリスさんは蒙古襞がありません。けれどすずさんもアリスさんも、タイプは違いますがどちらも美しい顔といえましょう。すずさんがアリスさんのような目に整形する必要はないですし、むしろしてはいけない気がします(笑)。

 

そう、蒙古襞なんてもうどうでもいいんですよ(笑)。大事なのは自分の特徴をよく知って、それが魅力的に見えるように工夫することです。ルッキズム(外見に基づく差別的な評価をすること)が世の中にあることは事実ではありますが、かといって自分ではない誰かになろうとする必要はありませんし、コンプレックスを消そうとすると、結果的に全体のバランスがおかしなことになることもあります。

 

自分のブスな部分を受け入れて愛しなさい

学校教育のせいなのかわかりませんが、私たちは小学校の頃から通信簿に「〇〇な部分に注意しなさい」と指摘されて、それを「短所」と思い込まされて生きてきました。本当は単なる特徴であって、状況によって長所にも短所にもなりうるだけなのに、「人間としての短所」としてバツをつけられがちです。よって、いったんバツがついた部分を必死で隠そうとしたり、努力によって直そうとするのです。

 

しかし特徴があるということはチャンスでもあります。自分がコンプレックスに感じている「ブスだな」という部分を特徴として受け入れ、強みになる状況を見つけられさえすれば。

 

私は見た目の話をしたいわけではありません。それよりも性格や技能のことについてあなたに伝えたいのです。「もっと〇〇だったらよかったのに」と思うことはたくさんあるでしょうけれど、それが変えようもないことであれば、受け入れて活用したほうが幸せになれます。

 

あなたには、自分に嫌いな部分や恥ずかしい部分、人に隠しておきたいことはありますか?見た目だけの話ではなく、自分のここがブスで本当に嫌になる!!!そんなところを受け入れて愛せるようになった時に、あなたの強みや才能は本当の意味で発揮されます。

 

自分の人生なのですから、誰かに憧れて、その差にいつも絶望していると本当に不幸になりますよ。バナナはりんごにはなれないように、りんごもバナナにはなれないのです。自分はバナナなのかりんごなのか自覚できると良いですよね。

 

【PS】

ちなみに整形手術についてですが、コンプレックスが強い人が整形することを私は否定しないです。それで本人のメンタルがよくなるなら良いのかなと思います。が、よーくシミュレーションとかして、全体のバランスをみながらいろんな医師に相談してみるのが良いのかなと思います。ひとつのパーツだけ完璧にしても、全体を見ると「前の方が良かったのにー」ってなることもあるので慎重に!

 

なお、私が顔で悩むことがないのは、両親や祖父母が「可愛い可愛い」といって育ててくれたからです(笑)。誰かと比較してどうということじゃなくて、単純にムツゴロウ的に可愛がられて育ったので、特に他人と顔を比較して優劣をつける習慣がつくられなかっただけなので、そういう意味では運が良かったのかなと思います。ある意味親ガチャ成功(笑)。

 

けれど、もし子役養成所みたいなところで育っていたら常に比較されるので違ったんだろうなーと思います。

友だち追加

 

この記事を読むとあなたの経営力がさらに上がります