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2022.01.10

人生はあたりまえ体操

こんにちは。佐藤友子です。そろそろ1月も3分の1が過ぎようとしていますが、もうお正月気分はぬけましたか?

 

人生はあたりまえ体操でできている

新年は「今年こそ!」と目標を立てる人も多いと思いますが、あなたはどうですか?

 

もし何かやりたいことや変えたいことがある場合、覚えておくと良いことがあります。それは、「人生はあたりまえでできている」ということです。

 

お笑いコンビのCOWCOWさんのネタで「あたりまえ体操」があります。今から何年も前のネタなのでご存知の方もおられると思いますが。疑いようもないくらいそうだろうということを、改めて説明するから面白い的な内容で、私も思わず笑ってしまいます(笑)。

 

このあたりまえ体操の英語版があることをご存知でしょうか?

英語版ではあたりまえ体操の「あたりまえ」に「No Surprise」という訳が当てられています。日本語圏でNo Surpriseと言われるとなんだか面白いニュアンスになるのですが(笑)、「驚くべきことではない」という意味なのでこのネタにぴったりの訳です(笑)。

 

この、No Surpriseというのは新年の目標を立てる上でもかなり重要なキーワードになるのではないかと思われます。

 

なぜなら、人生はあたりまえで構成されているからです。

 

たとえば、部屋が汚い人の部屋がなぜ汚いのか?というと、いくつかの「あたりまえ」によって、汚い部屋が維持されているからです。

 

「あたりまえ」をアップデートするには?

部屋が汚いのは、部屋が汚れるような習慣を続けているからです。きれいにしようとしているのに、なぜいつも部屋が汚れるのかわからない…という人は、汚い部屋を維持するためのことが「No Surprise」、つまりまったく疑う余地がないくらい染み付いてしまっているので、片付けてもいつの間にかリバウンドしてしまうんですよ。

 

そのたび、「なぜ気づいたら部屋が汚れているのだろう…頑張っているのに。」と落ち込んでしまうわけです。部屋をきれいにする方法はわかるのです。そんなの掃除をすれば良いわけですから。しかし、なぜ部屋が汚れてしまうのか?が当たり前すぎてわからないということです。伝わってますか?

 

しかしながら、巷の改善方法などは、ほとんど「部屋をきれいにする方法」、つまり一瞬だけ汚部屋を回避する方法のオンパレード。だからリバウンドしちゃうんですよ。

 

この「No Surprise現象」は汚部屋だけではなく、全てのことにいえます。

 

  • 売り上げが上がらないのはなぜだろう?
  • 集客できないのはなぜだろう?
  • 販売に抵抗があるのはなぜだろう?
  • 今の仕事がしっくりこないのはなぜだろう?
  • スタッフの離職率が下がらないのはなぜだろう?

 

このようにビジネスの文脈で考えることもできますし、

 

  • ダイエットに失敗しちゃうのはなぜだろう?
  • 異性とうまくいかないのはなぜだろう?
  • 仕事が続かないのはなぜだろう?
  • 自分に自信がないのはなぜだろう?
  • お金が貯まらないのはなぜだろう?

 

などなど、なぜだかうまくいっていないすべてのことは「N0 Surprise」状態だからうまくいっていないと言えましょう。例え微妙ですが雑草の処理と同じで、表面を刈っただけではすぐに伸びてきてしまい、またぼうぼうになります。根っこから抜いたり除草しないと。

 

勘がよい方はもう気づいたと思いますが、それなら「うまくいっている人のN0 Surprise」をとり入れて、言葉どおりNo Surprise状態にしてあげると良いんですよ。疑いようもないくらい「あたりまえ」にするということです。

 

リアルNo Surprise Exercise

そのための方法は説明すると細かくなるのですが、一番カンタンかつ強力な方法は、すでにNo Surprise状態になっている人と一緒にいる時間を増やすことです。これこそが本当のNo Surprise Exerciseですよ(笑)。

 

たとえば、ダイエットしたいならダイエットを成功させて体型を維持している人と一緒にいる時間を増やすことです。そうすると具体的に「ああ、間食はこんなふうにしてるのか」「運動はこんなふうにしてるのか」などという「あたりまえの違い」にどんどん気付かされることでしょう。

 

「やっぱ痩せないよねー」と愚痴ばっかり言っている人と一緒にいても、気は紛れるかもしれませんが痩せはしないですよね。なぜならあたりまえが変化しないからです。

 

ビジネスでも同じです。ひとりで頑張るのも良いですが、同業や異業種の事業主との関わりはとても重要です。

 

たとえば副業状態だと、会社での役割と事業主の役割2つを担いますが、どうしても活動時間が長いほうの習慣、つまり会社員のほうに引きずられます。

 

私自身も副業状態の時があったのでよくわかるのですが、事業主としてのあたりまえと、従業員としてのあたりまえの違いに苦心しました。従業員として優秀でも事業主になってすぐに稼げるわけではありませんし、逆もまた然りです。会社員の仕事からいざ事業に着手しようと思った時に、切り替えが難しく感じたことは多かったですね。

 

副業でなくても同じで、事業のなんらかがうまくいっていないのなら、今うまくいっている人や、うまくいきつつある人と一緒にいる時間を増やすと良いでしょう。それが1番の近道です。

 

逆にいえば、ずっとひとりで頑張っていてうまく結果が出ていない人は、このままやっているのは黄色信号だということですよね。

 

 

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