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2020.08.13

無料の集客=自滅

こんにちは。佐藤友子です。「集客」って魅力的な響きですよね(笑)。そんな集客ですが、うまくできていますか?

 

無料の集客、有料の集客

集客には、無料の集客と有料の集客があります。無料の集客は「SNS、ブログ、SEO」など。有料の集客は「広告、紹介、アフィリエイト」など。自転車操業になってしまっている事業主は、無料の集客にこだわっているなと思います。

 

たとえば「Webの仕組みをつくる」のようなノウハウがあったとしても、結局ステップメールやLP(ランディングページ)を用意して、それをSNSに投稿するなど、手間に依存する手法であれば時間がかかってしまいます。そんなものは正直仕組みとは言えません。仕組みもどきです。結果、集客に時間のほとんどを費やし、肝心な商品改善やお客さんへの対応ができなくなり、いつまでたっても「無料集客地獄」から抜け出せないのです。

 

有料で集客を自動化しませんか?

私がお勧めするのは、「有料で集客を自動化する」ことです。つまり広告運用や紹介システムをつくるなど、自分以外の人やシステムが集客してくれるような仕組みをつくることです。

 

自転車操業になりがちな人は、なぜか集客にお金をかけるのを嫌がります。HPには数十万円出しても、広告は打ちたがらない(笑)。HPを有料の集客と勘違いしている人すらいます。確かにHPは有料で作成しますが、うまくつくらないと集客には繋がらないですよね?しかも、SEO(検索)で上位に入ってくるには相当な工夫が必要ですし、時間も最低1年くらいはかかります(場合によりますが)。こういうのは、有料の集客ではなく有料でHP作成をしただけです。

 

お金をかけてHPをつくったからといって、検索されるわけじゃないんですよ。たとえば50万円でHPを作成して、お客さんが一人もこなければ50万円のマイナスです。マイナス100%の投資ですよ?いっぽう、同じ50万円で広告を打って100万円分の商品が売れたとしたら、50万円が利益になりますから、プラス100%になりますよね。

 

こういうことが怖いと思う背景には、ちゃんと利益計算ができていないというのもあります。広告費の算出ができていないと、怖くて広告が打てないのです。

 

無料では得られない広告の2つの役割

広告は「集客を自動化するもの」ではありますが、私はもう一つメリットがあると考えます。それは「公共性」の強化です。ひとつずつ説明していきます。

役割1:集客の自動化

これは当たり前ですが、かけたお金分、システムが代わりに集客してくれるということです。たとえばFacebookの広告であれば、設定したターゲティングに沿って、Facebookがわがユーザーのフィードに自動で広告を表示してくれるのです。コツコツSNSに投稿するのも良いですが、他のユーザーが育てたメディアに、お金を出して自社の宣伝をさせてもらえる。というわけですね。

 

役割2:公共性の強化

もうひとつ、これは見落とされがちですが、公共性の強化ができるということです。どうしても自分のSNSだけなどになると、閉じられた世界にしかアプローチできません。けれど広告を打てば、まったく知らない人にもアプローチできるのです。

 

さらに、広告を出稿している会社というのは、基本的に利益が出ているという前提があります。ですから無意識のうちに、「広告が出せる会社=経営が安定している、お客さんがいる」のだな。と判断してもらえる傾向にあります。広告を出すということは、「うちの商品をもっと世の中に知ってもらいたい」という姿勢の現れですから、世の中に対して開かれたイメージを与えることができるのです。

 

以上の点から、広告など有料の集客は取り入れる「べき」だと私は考えます。無料で成り立っているから良いという方もおられるかもしれません。それはそれで、とても良いことです。しかしリスク管理として、今はうまくいっていても、今後のことを考えたときにいかがでしょうか。絶対大丈夫!と言い切れますか?

 

もっと言えば、広告を運用しても利益が残るようなビジネスモデルを構築していない時点で、自転車操業まっしぐら。ということが言えますね。弊社でも講座で広告運用については触れますが、「ああ、もっと利益が残るビジネスモデルにしないといけないな」と気づいてモデルチェンジや価格変更をする方も多いですよ。

 

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